『ゴジラ-1.0』山崎貴監督、歓喜の英語スピーチ!世界のVFXアーティストへ「君たちにも挑戦権がある」【全文あり】
第96回アカデミー賞
映画『ゴジラ-1.0』(公開中)が第96回アカデミー賞で日本映画として初の視覚効果賞を受賞し、山崎貴監督が歓喜の英語スピーチを披露した。
【画像】山崎貴監督、オスカー仕様の金ピカゴジラとレッドカーペット!
プレゼンターのダニー・デヴィートからオスカー像を受け取った山崎監督。大ファンと公言している『スター・ウォーズ』や、敬愛するスティーヴン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇』を観た衝撃からキャリアが始まったと明かし、「この場所は望む事すら想像しなかった場所でした。ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアでした。強大なライバルたちの前でリングに立たせてもらえた事はすでに奇跡でした。しかし私たちは今ここに居ます」と事前に用意したメモを見ながら、力強くスピーチを披露した。
「この場所から遠く離れた所でVFX を志しているみんな! ハリウッドが君たちにも挑戦権がある事を証明してくれたよ!」と続けた山崎監督。スピーチの最後では、全キャスト&スタッフを代表して、昨年12月に亡くなった本作のプロデューサー・阿部秀司さんに哀悼の意を捧げた。
視覚効果賞には本作のほか、『ザ・クリエイター/創造者』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ナポレオン』がノミネートされていた。(編集部・倉本拓弥)
【山崎貴スピーチ全文】
40年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアをスタートさせた私にとって、この場所は望む事すら想像しなかった場所でした。ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアでした。強大なライバルたちの前でリングに立たせてもらえた事はすでに奇跡でした。しかし私たちは今ここに居ます。この場所から遠く離れた所でVFXを志しているみんな! ハリウッドが君たちにも挑戦権がある事を証明してくれたよ! 最後にスタッフキャストを代表して、去年失った我々のプロデューサー、阿部秀司さんに言いたいです。「俺たちはやったよ!」 ありがとうございました!