助演女優賞は『ホールドオーバーズ』ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ!初ノミネートで初受賞
第96回アカデミー賞
第96回アカデミー賞授賞式が11日(現地時間10日)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、助演女優賞は映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(37)が受賞した。オスカー初ノミネートにして、見事初受賞となった。
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は、家庭の事情でクリスマス休暇も寄宿学校に残らなくてはならなくなった生意気な生徒と、厳しい教授(ポール・ジアマッティ)が築く絆を描いたアレクサンダー・ペイン監督作。ダヴァインが務めたのは、同じく学校にとどまることになった食堂のマネージャー、メアリー役だ。息子を亡くした悲しみを抱えながら、ぎこちない二人を時に厳しく、時に温かく導く芯のある女性を、抜群の存在感で演じ切った。
第81回ゴールデン・グローブ賞、第30回全米映画俳優組合賞(SAG賞)、第77回英国アカデミー賞など前哨戦をことごとく制してきたダヴァインが、下馬評通り、オスカーも手にすることに。『ルディ・レイ・ムーア』『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』『ザ・ロストシティ』『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』などここ5年ほどで多数の出演作を誇る彼女が、『ホールドオーバーズ』でさらなる飛躍を遂げた。(編集部・市川遥)