『ブレードランナー』ブライアント警部役M・エメット・ウォルシュさん死去
SF映画『ブレードランナー』(1982)のブライアント警部役などで知られる俳優M・エメット・ウォルシュさんが、88歳で亡くなった。ウォルシュさんのマネージャーが The Hollywood Reporter に明かした。死因は心停止だという。
ウォルシュさんは1935年3月22日、米ニューヨーク州オグデンズバーグ生まれ。1969年に映画『アリスのレストラン』で銀幕デビューを果たし、『新・猿の惑星』(1971)、『エアポート'77/バミューダからの脱出』(1977)、『ストレート・タイム』(1978)、『ブラッド・シンプル』(1984)、『カナディアン・エクスプレス』(1990)、『ホワイトトラッシュ その日暮らし』(2000)など数多くの映画に出演した。
リドリー・スコット監督が手がけた『ブレードランナー』では、主人公デッカード(ハリソン・フォード)をブレードランナーとして呼び戻すブライアント警部を演じ、さらに知名度を高めた。近年は、ライアン・ジョンソン監督のミステリー映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)にも出演。ライアン監督は、自身のXでウォルシュさんを追悼している。(編集部・倉本拓弥)