山下美月、乃木坂46卒業後初の映画出演 『六人の嘘つきな大学生』で倉悠貴&西垣匠と就活生役
5月に乃木坂46を卒業する山下美月が、作家・浅倉秋成のヒット作を映画化する『六人の嘘つきな大学生』(11月22日全国公開)に出演することが明らかになった。山下にとって、本作がグループ卒業後初の映画出演となる。山下のほか、倉悠貴、西垣匠の出演も決定。六人の大学生たちの裏の顔が垣間見える、ティザー映像も公開された。
2022年本屋大賞ノミネート&ブランチBOOK大賞2021受賞を果たした原作は、就職活動を舞台に、六人の登場人物の裏の顔が暴かれていくサスペンス要素と、六人の「嘘」と「罪」の真相にまつわる伏線が次々と回収されていく“青春ミステリー”要素を合わせた人気小説。映画では、浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗がすでに大学生キャストとして発表されている。
山下が演じるのは、お茶の水女子大学で国際文化を学び、語学力と人脈に絶対的自信を持つ学生・矢代つばさ(やしろ・つばさ)。役について、山下は「不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っ直ぐで愛おしいキャラクターでした。強気な発言の裏に隠れる脆さもあり、共感できる部分も多かったです」と自信と重ね合わせながら演じたという。
プロデューサーの稲垣優は、山下の起用について「これまで『』アイドル』と『女優』という異なる二つのフィールドで活躍を続けてきた山下さんの姿を拝見して、『二面性をどう演じるか』が最も重要なポイントであるこの作品において、矢代つばさという役をどう演じるのかを観てみたい、という思いでオファーしました」とコメント。「撮影中は、こちらの期待をさらに超えるパフォーマンスを連日披露されており、今年乃木坂46を卒業される山下さんの新たな1ページにふさわしい、『映画女優』としての魅力溢れるお芝居を、是非スクリーンで体感していただけたらと思います」と彼女の演技に期待を寄せた。
新キャストの倉は、一橋大学社会学部社会学科の学生で公認会計士の資格を持つ森久保公彦(もりくぼ・きみひこ)役。西垣は、高校時代に野球部のキャプテンを経験し、明治大学国際日本学部でボランティアサークルの代表を務める袴田亮(はかまだ・りょう)役を務める。ティザー映像には、浜辺ふんする主人公・嶌衣織の「この中に嘘つきがいること、私は知っているから」という衝撃の告白からスタートし、最終選考に残った優秀で善良な六人が、謎の告発文をきっかけに裏の顔が暴かれることで、疑い合い、豹変していく姿を映し出した映像となっている。
山下、倉、西垣、稲垣プロデューサーのコメント全部は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
山下美月(矢代つばさ役)
矢代つばさを演じました山下美月です。原作の掌で転がされていく展開に心を惹かれ、ここが伏線だったのか! と、気づけば本が付箋だらけになっていました。矢代は、不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っ直ぐで愛おしいキャラクターでした。強気な発言の裏に隠れる脆さもあり、共感できる部分も多かったです。撮影現場は、六人のヒリリとした空気はどこから作り出されたのか? と思うほど、裏では笑いが絶えませんでした。脚本を読みながら六人で語り合ったり、他愛も無い話をしたり、日々チームワークが深まっていく実感がありました。本作は、感情が露わになり、冷静さを欠いていく人間の姿が怖くも面白い作品だと感じております。思う存分六人全員を疑って、そして信じていただけたら嬉しいです。
倉悠貴(森久保公彦役)
森久保公彦役を演じました倉悠貴です。初めて原作を読んだ時、次の展開が気になってページを捲る手が止まりませんでした。多くの人が経験する就活の中で浮き彫りになっていく人の本質と多面性、散りばめられた伏線、ワンシチュエーションでの会話劇。世代を選ばず、多くの方に楽しんでいただけると思います。宜しくお願いします。
西垣匠(袴田亮役)
袴田亮役を演じました西垣匠です。原作のファンだったので、この作品に携わることが出来ると知ったときは心が躍るような気持ちでした。そして、浜辺美波さん、赤楚衛二さんをはじめ、このキャストの中に自分も参加させていただける喜びと、
佐藤監督ともご一緒できることが嬉しかったです。最後まで気持ちを切らさずに頑張れたのは、共演者みんなで励まし合い、ディスカッションし合いながら、作品作りができたからだと思います。皆様より一足先に観させていただいたのですが、緊迫感満載で、笑いも涙もある伏線だらけの作品になっております。袴田亮の表の顔も裏の顔も全部、さらけ出しました。どうぞ劇場で、お楽しみください。
稲垣優プロデューサー
◆山下美月について
これまで「アイドル」と「女優」という異なる二つのフィールドで活躍を続けてきた山下さんの姿を拝見して、「二面性をどう演じるか」が最も重要なポイントであるこの作品において、矢代つばさという役をどう演じるのかを観てみたい、という思いでオファーしました。撮影中は、こちらの期待をさらに超えるパフォーマンスを連日披露されており、今年乃木坂46を卒業される山下さんの新たな1ページにふさわしい、「映画女優」としての魅力溢れるお芝居を、是非スクリーンで体感していただけたらと思います。
◆倉悠貴について
原作を読んだ時から森久保役には倉さんの顔が浮かび、「当て書きしたのでは?」と思えるほどのハマり役でした。ちょうど撮影中は映画『OUT』の公開直前でしたが、ヤンキーとはほぼ真逆の森久保を見事に演じられており、その演技の幅広さに大変驚かされました。同時に、現場で次にどんなお芝居をしてくるか分からない予測不能さも持ち合わせており、いつもワクワクしながら倉さんの演技に見入っていたのを思い出します。
◆西垣匠について
これまでピュアな好青年を演じることの多かった西垣さんは、大らかなイメージの袴田にピッタリだと思いオファーしましたが、それだけではない新たな袴田の魅力を、西垣さんにお芝居で引き出していただいたのがとても大きな発見で、西垣さんだからこそ表現できる袴田亮が、そこにはありました。そして、詳しくはまだお伝えできませんが、映画のサスペンスパートを最初に担うのが袴田。西垣さんにはその緊張感も見事に表現していただきました。是非ご期待ください。