浜野謙太、武者行列に家族招くも残念なハプニング
ミュージシャン、俳優の浜野謙太が11日、都内で行われた映画『ソウルフル・ワールド』の前夜祭イベントに登壇。本作にちなんで、「夢」をテーマにトークを行った。
8月1日より公開される『インサイド・ヘッド2』の公開を記念し、これまで劇場未公開だったディズニー&ピクサーの名作3作品『私ときどきレッサーパンダ』『あの夏のルカ』『ソウルフル・ワールド』の3作品が2週間ごとに劇場公開されている。明日12日から公開となる『ソウルフル・ワールド』は、ジャズ・ピアニストを夢見てニューヨークで暮らす音楽教師ジョーが、生まれる前にどんな人間になるかを決める「魂(ソウル)の世界」に迷い込み、“こじらせ”ソウル・22番と冒険を繰り広げる物語。
本作で、夢を叶えるべくニューヨークに戻ろうと奮闘する主人公・ジョーの日本語吹替えを担当する浜野。自身の夢について語り始めると、「夢ってやっぱりころころ変わっていきます」とこれまでを述懐。その1つが漫画家だったと言い、「いろんな夢がありましたけど、小さい頃は絵を描くのが好きだったので漫画家でした。当時はとにかく写実的な絵を描くのが好きだったんです。『北斗の拳』とかが好きで。(原哲夫の絵に憧れて)怒った時に鼻にシワが寄る感じとか、すごく頑張って練習していました。授業中とかも絵を描いていました。写実的な侍を描いたり。というのも『北斗の拳』の原哲夫さんが『花の慶次』(『花の慶次~雲のかなたに~』)という作品も描いていたので」と話す。
また、実は大の戦国時代好きだったとも明かし、侍の絵を描くことに夢中になったとも。「漫画とか歴史とか大好きで。合戦シーンとかも。だから大河ドラマの出演が決まった時は嬉しかったです」と『どうする家康』(2023)出演時のエピソードを回顧。「でも蓋開けて見たらものすごく弱い武将の役で、強い武将に憧れていたのに愚将の方で」と、予想外の役回りだったとのこと。
浜野は「でも、その織田信雄役をやらせてもらい、話題になったことによって、織田信雄以後、織田家の城下町として栄えた群馬県甘楽町の武者行列にお呼ばれしました。そこで鎧を着て馬に乗せてもらえたんです……すごくないですか」と興奮気味に話し、「あんなに弱いのに地域に行くと信雄も大スター。武将の勇姿を見せたくて家族を呼んだら、僻地すぎて家族が遅れてきて僕の出番に間に合わなかった」とも話して笑わせた。
現在の夢については「細分化していますよ」と答える浜野。「しかもミュージシャンと俳優をしているので、それぞれの夢があるんです。夢は一筋縄では語れないですね」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ソウルフル・ワールド』(日本語吹替え版)は4月12日より劇場公開