「コナン」新作、初日に興収9.6億円突破!高山みなみ、前作超えのスタートに破顔「早く観たい」
声優の高山みなみが13日、TOHOシネマズ日比谷にて行われた映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(公開中)公開記念舞台あいさつに登壇。公開まで試写会を行わない施策に出た本作だが、配給の東宝は公開初日だけで観客動員63万人、興行収入9.6億円を突破したことを発表。高山は「昨日って金曜日の平日ですよね、ありがたいことです」と破顔していた。
青山剛昌のコミックを原作とするアニメの劇場版シリーズ第27弾となる本作は、北海道・函館を舞台に、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙う怪盗キッドと、コナンたちが繰り広げる、お宝争奪バトルミステリー。舞台あいさつには江戸川コナン役の高山のほか、山崎和佳奈(毛利蘭役)、山口勝平(怪盗キッド役)、堀川りょう(服部平次役)、宮村優子(遠山和葉役)、大泉洋(川添善久役)、江戸川コナン(着ぐるみ)も登壇した。
4月12日0時の最速上映から公開がスタートした本作は、初日だけで動員63万人、興収9.6億円を突破。この数字は、シリーズ歴代ナンバーワンヒットとなる最終的興収138.8億円を記録した前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』対比で112%となり、東宝はさらなる記録更新を視野に入れているという。
満員の会場を見渡した高山は「昨日は確か金曜日ですよね。本当にありがたいです」とファンに感謝を述べると「毎回、公開記念の舞台あいさつで皆さんのお顔を見ることで無事映画が始まったんだなと思えるんです」と感無量な表情を浮かべると「先ほど壇上に来る際、皆さんのお顔を拝見しました。とても満足そうな表情をしていただいているように感じて嬉しかったです」としみじみ語っていた。
本作はネタバレを避けるために、これまで行ってきた一般試写会を開催しなかった。高山も、観客と同じタイミングで作品を味わうために事前に作品を観ていなかったというが「実はまだ観ることができていないんです」とつぶやき「完成一歩手前の状態のものは観ているのでストーリーは追えるのですが、早く観たい」と実感を込めて語っていた。
キーパーソンとなるのは堀川演じる服部平次と、山口演じる怪盗キッド。その関係について多少変化していくことも見どころとなっているが、高山は「平次は友達みたいな感じで、何でも分かり合っている。あまりライバルという感じではないかな」と語り、「キッドも泥棒と探偵という関係性ではありますが、今回はちょっと事情が違うので協力する関係性」とネタバレを配慮したトークを展開していた。(磯部正和)