菅田将暉×黒沢清監督『Cloud クラウド』9.27公開決定!なぜ狙われるのか…謎が深まる特報も
菅田将暉が主演を務める黒沢清監督の最新作『Cloud クラウド』が9月27日に公開されることが決定し、特報と2種類のティザーポスタービジュアルが発表された。
本作は、『スパイの妻<劇場版>』で第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞し、柴咲コウ主演の日仏共同製作の新作『蛇の道』(6月14日公開)の公開も発表された黒沢監督による、憎悪の連鎖から生まれる集団狂気を描いたサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介(菅田)の仕事が軌道に乗り出した矢先、周囲で不審な出来事が重なり、これまでの日常が壊れていくさまが描かれる。古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、そして窪田正孝が共演に名を連ねる。
公開された特報では、インターホンの音とともに、すりガラス越しに袋マスク姿の男が現れる。憎悪が書き込まれたネット画面を見ながら「こいつ殺す」とつぶやく声が聞こえたかと思うと、突如として“標的”となった吉井が追い回される様子が次々に映し出される。緊迫感あふれる中、不穏な表情を見せる豪華共演者たちがスイッチされ、最後は囚われた吉井のセンセーショナルな姿で締めくくられている。「なぜ狙われるのか?」「誰に狙われているのか?」、狂気を連想させるクラシックの名曲にあおられ、本編の展開に期待が膨らむ映像となっている。
また、併せて2種類のティザーポスタービジュアルも公開。「日常が壊される。」というコピーと共に、不慣れな持ち方で拳銃を握り、廃墟にたたずむ吉井の姿が映し出された、“日常が壊されていく姿を象徴する”ビジュアルと、すりガラスの扉の向こうに立つ袋マスクの男に、「狂気に狙われる。」「“だれもが標的になりうる”隣りあわせの恐怖」という2つのコピーが載せられた、“不特定多数者から狙われる恐怖を象徴する”2種のビジュアルで表現されている。(高橋理久)