「キョウリュウジャー」“アミィ”今野鮎莉、芸能界引退後久々の演技も完ペキ!坂本監督が明かす再会秘話
Vシネクスト『キングオージャーVSキョウリュウジャー』を手がけた坂本浩一監督がインタビューに応じ、同作でアミィ結月/キョウリュウピンクを再演した今野鮎莉との再会や、撮影現場でのエピソードを振り返った。
今年10周年を迎えた「獣電戦隊キョウリュウジャー」と、2月に最終回を迎えた「王様戦隊キングオージャー」がクロスオーバーする本作。今野ふんするアミィは、アメリカからやってきたお茶目なお嬢様で「ワォ!」が口癖。キョウリュウピンクは格闘戦を得意とし、華麗な足技を繰り出す。
今野は2018年に芸能界を引退しており、昨年10月に放送された「キングオージャー」第32話と第33話でアミィとして一時的に復帰し、久々の演技を披露した。坂本監督は「『キングオージャー』にゲスト出演する前、鮎莉ちゃんとプロデューサーと3人でZoomミーティングを行い、企画の意図を説明しました。彼女にもぜひ参加してほしいとお話をしたところ、『キョウリュウジャー』だったら! と出演を快諾してもらえました」と復帰までの道のりを明かした。
坂本監督が驚いたのは、10年が経過しても変わらぬ美しさだ。「人は他人から見られていると意識すると、見た目がどんどん変わっていきます。スーパー戦隊に出演しているキャストたちも、1話と最終回の頃では顔つきが全然違いますよね。人に見られる=自分に磨きがかかるということです。彼女は当時16歳~17歳でしたが、10年経ってもアミィの可愛らしさは健在でしたし、そこに大人の魅力も加わり、自分を含め、スタッフ全員がびっくりするほど魅力的でした」
数年間のブランクがある今野だが、一度カメラの前に立てば当時のアミィに戻っていたという。「当時のアミィのように『ワォ!』を披露してくれて、こちらも『そう!それそれ!』と、感動すら覚えました。アフレコもすごく上手で、アミィが当時言っていたアドリブなどを自ら提案してくれたり、一度スイッチが入ると、自然と役に戻っていましたね」
「キョウリュウジャー」の中では、塩野瑛久(立風館ソウジ/キョウリュウグリーン役)と共に年下組だった今野。坂本監督は「アッキー(塩野)と鮎莉ちゃんは自分の子供たちのように可愛かったです。モニターを確認していると、2人が自分の隣にチョコンと座って、一緒にモニターを見たりとか、色々な話もしました。息子と娘みたいな感じで接していたので、今回久しぶりに会った時も、当時のような距離感で接してくれたのが嬉しかったです」と感慨深げに語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
Vシネクスト2本立て『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』は新宿バルト9ほか期間限定上映中/Blu-ray&DVDは10月9日(水)発売