実写『シティーハンター』原作者も驚愕のこだわりセット 寝室には愛あふれるアイテムも
漫画家・北条司の大ヒット漫画を実写化したNetflix映画『シティーハンター』。主演の鈴木亮平をはじめ、作品の世界観を再現するためにキャスト・スタッフが全力を注いだ本作は、セットにもこだわりが詰まっている。(以下、作品の内容に一部触れています)
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東京・新宿を拠点に、裏社会のトラブルを解決する一流のスイーパー(始末屋)・冴羽リョウ(鈴木)の活躍を描く本作。公式資料によると、鈴木にとって「シティーハンター」は「表現する楽しさに目覚めさせてくれたきっかけ」というほど大切な存在。海外での実銃訓練や筋肉質でスリムな肉体作りなど、リョウを演じるために全力を投じたが、スタジオセットの制作チームも、その世界を映像化するために、徹底してこだわった。
誰もが驚いたというのが、原作やアニメでもおなじみの場所である、リョウの事務所兼自宅だ。新宿の事務所はセットで再現されており、特にリョウの寝室は、ほぼ原作と同じ構図。さらに、「シティーハンター2」のEDテーマ「SUPER GIRL」(岡村靖幸)のジャケットや“もっこり一発やる券”、キャッツカードなど、作品愛にあふれたアイテムが多数置かれている。
また、事務所に飾られた槇村兄妹の記念写真は、原作漫画にあるカットと同じ構図が採用されているといい、写真たての横には、リョウの相棒・槇村秀幸(安藤政信)が妹の香(森田望智)に向けて書いた「17歳の香へ」という槇村家五箇条の誓いも置かれている。ちなみに、リョウが「資料」として事務所に隠していたセクシービデオのパッケージは、全て美術部の手作りだ。
原作者の北条もこだわりのセットを訪問したといい「あんな部屋で暮らせたらいいなと思いましたね。漫画とアニメのいいとこ取りで作ったそうですが、ファンにしかわからないようなマニアックな小物も置いてあって。ベッドルームはあまりのそのままだったのでびっくりしました。ちょっとしか出てこないのによく作るなぁって」と絶賛のコメントを残している。(※冴羽リョウの「リョウ」は正式には漢字・けものへんに寮のうかんむりなし)(編集部・入倉功一)
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