『あぶない刑事』夏子って誰?過去作に登場していた?
人気シリーズ8年ぶりの新作映画『帰ってきた あぶない刑事』(公開中)で、キーパーソンとなる夏子に注目したい。舘ひろし演じるタカこと鷹山敏樹と柴田恭兵演じるユージこと大下勇次と縁がある人物という設定だが、過去作に登場していたのだろうか?
1986年より放送された人気刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズは型破りな刑事のタカとユージの活躍を描き一大ブームとなった。劇場版8作目となる本作では、定年退職して刑事を引退し、ニュージーランドで探偵として第二の人生をスタートさせていたタカとユージが横浜に戻ってくる。主演の2人に加え、浅野温子、仲村トオル、ベンガル、長谷部香苗らが続投するほか、ヒロインの土屋太鳳、吉瀬美智子、岸谷五朗、西野七瀬、早乙女太一らが新たに名を連ねる。
横浜に戻ってきたタカとユージのもとに、彩夏(土屋)が「母を探してほしい」と依頼してきたことから物語が始まる。その母親というのが夏子で、タカとユージにとっては縁が深い女性だったことから、二人とも実は彩夏は自分の娘ではないかと疑問を抱く。
『あぶない刑事』シリーズでは、基本的にタカとユージのプライベートに関しては言及されていない。女性に甘い言葉をささやいたり、二人でふざけて女性を取り合ったりするシーンはあるものの、決まった恋人の存在はほぼなかった。タカの恋人として明言されているのは、『さらば あぶない刑事』で菜々緒が演じた夏海が有名だが、夏子ではない。
これまで夏子というキャラクターが登場したことはなかったが、タカとユージが彩夏を自分の娘ではないかと思うほど、深い関係にあった人物であることは確かだ。同じく夏子の過去を知る人物として、岸谷演じる劉飛龍(リウ・フェイロン)も登場する。タカとユージとも腐れ縁のようだが、こちらも初登場となる。夏子の存在は最新作にとって重要な要素となっており、劇中である事実と結びつくので注目だ。(今井優)