「スター・ウォーズ:アコライト」主人公のモデルは『キル・ビル』ゴーゴー夕張!主演俳優明かす
映画『スター・ウォーズ』の新たなドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」で主演を務めるアマンドラ・ステンバーグが、自身の演じる主人公メイのモデルとなったのが、クエンティン・タランティーノ監督作『キル・ビル』で栗山千明が演じた女子高生用心棒のゴーゴー夕張であったと語っている。
「スター・ウォーズ:アコライト」の舞台は、ジェダイ黄金期とされる『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の約100年前。ジェダイが銀河に多く存在し、戦争もなく平和であった“光”の時代にうごめくダークサイドの勃興と台頭が描かれる。
そんな本作の主人公メイは、フォースと短刀を武器にジェダイたちに襲い掛かる“闇”の存在にして、大ヒットドラマ「イカゲーム」のイ・ジョンジェが演じるジェダイ・マスター、ソルの元弟子という設定。その正体や目的は謎のベールに包まれているが、アマンドラは「実はこのキャラクターデザインに影響を与えたのは、『キル・ビル』のゴーゴー夕張なんです。『キル・ビル』は、『アコライト』の制作において最も重要な参考資料のひとつでした。暗殺者の原型を見事に表現しているからです」とヒントを明かす。
栗山千明が演じたゴーゴー夕張は、見た目は制服姿の女子高生だが、鎖のついた棘付の鉄球を振り回して戦う、冷酷で好戦的な用心棒。かわいらしい見た目と、眼光鋭い凶悪さとのギャップも手伝い、多くの観客に支持された人気キャラクターだ。
本作の主人公メイは、そんなキュートで危険なキャラクター性に影響を受けているといい、アマンドラは「メイが危険な戦士として説明されているのは、フォースと複雑な関係があるからです。私は、彼女のフォースとの関係、光と闇との関係を、必ずしも枠にはめるつもりはないです。彼女は高度な訓練を受けていて、とても高いスキルを持っています。そしてすごく怒っているので、彼女は危険な戦士になっているんです。彼女がなぜ怒りを感じているのかは見てのお楽しみですね!」と語っている。
本作を手掛けたレスリー・ヘッドランド監督は「目を覚ましてすぐに悪人になろうと決心する人はいないはずです」と語ると共に「多くの場合、人々は多くの苦しみと闘っていて、脅威を感じたり、劣勢を感じたり、みんなが自分に敵対していると感じて行動に移していくんだと思うんです」と、闇にはそこに生じた理由があるという考えを明かしている。ソルの弟子でありながら、闇の存在としてジェダイを狙うメイの存在は、シリーズにおいても重要な要素となることは間違いなさそうだ。(編集部・入倉功一)
「スター・ウォーズ:アコライト」は6月5日よりディズニープラスで初回2話日米同時独占配信開始