『Ultraman: Rising』にアバレンオーらしきフィギュア、真相は…?監督が回答
Netflix映画『Ultraman: Rising』(全世界独占配信中)のシャノン・ティンドル監督とジョン・アオシマ共同監督がリモートインタビューに応じ、劇中に登場していると話題になっている“アバレンオーらしきフィギュア”についての真相を明かした。
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円谷プロダクションとNetflixが共同で製作した本作。ウルトラマンに変身する野球選手サトウ・ケンは、ある日突然、赤ちゃん怪獣・エミの世話を任されることに。ケンはエミを育てることで、父親との関係やウルトラマンであることの意味と向き合っていく。
アバレンオーとは、東映の特撮ドラマ「爆竜戦隊アバレンジャー」(2003~2004)に登場した巨大ロボのこと。『Ultraman: Rising』では、ニュース番組を観るケンの部屋にウルトラマンや怪獣のフィギュアが飾られており、その中にアバレンオーらしきフィギュアが2体確認できる。
劇中に映っているのはアバレンオーなのか? シャノン監督に聞いてみると「正確に言うと、違います(笑)」と回答。「確かに(スーパー戦隊のロボに)インスパイアされたものですが、我々のちょっとした遊び心で、パロディとして捉えていただければ。たくさんの人がネットで言及していますが、正確にはアバレンオーではありません。シルエットをよく見ていただければ、違いがわかるはずです」
『Ultraman: Rising』には、ウルトラマンファンの心をくすぐるイースターエッグ(小ネタ)が至る所に散りばめられている。シャノン監督は「物語を強調させる役割として盛り込まれています。観客の集中力を乱してしまわないように注意しました」と狙いを説明すると、「例えば、ケンの父が乗っているのは『帰ってきたウルトラマン』のマットビハイクルですし、ナンバープレートに注目すると『M78』と記されています」と小ネタの一部を語る。
さらに、ジョン監督はウルトラマンの変身シーンにもオマージュを捧げており、「クラシックな変身シーン(=画面に迫ってくるぐんぐんカット)は、最も重要な瞬間まで残そうと決めていました。なので、映画のある重要なシーンまでは使っていません」とこだわりを明かしていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
Netflix映画『Ultraman: Rising』全世界独占配信中