米アカデミー新会員、山崎貴監督&役所広司ら招待
米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが現地時間25日、新会員候補487人を発表した。日本人は山崎貴監督や役所広司らが選ばれており、本人が受諾すれば、正式な会員となる。
アカデミーは近年、多様性・包括性をテーマに変革を進めており、今年の新会員も世界56か国から選出され、487人のうち44%が女性、41%が有色人種、56%がアメリカ国外の出身となっている。
日本からは、国際長編映画賞にノミネートされた『PERFECT DAYS』主演の役所、キャスティングディレクターの元川益暢、プロデューサーの高崎卓馬をはじめ、アジア映画初の視覚効果賞に輝いた『ゴジラ-1.0』から山崎監督、VFX制作プロダクション「白組」の渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司が選出された。さらに、長編アニメ映画賞を受賞した『君たちはどう生きるか』の編集を担当した瀬山武司&松原理恵、『怪物』を撮影したカメラマンの近藤龍人、『犬王』の湯浅政明監督らも候補に入っている。
そのほか、俳優部門では『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーン、『オッペンハイマー』のジェイソン・クラークらが選出。監督部門では『エイリアン:ロムルス』のフェデ・アルバレス、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のスティーヴン・ケイプル・Jr、インド映画『RRR』のS・S・ラージャマウリ、『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・イェーツが選ばれた。
第97回アカデミー賞授賞式は、現地時間2025年3月2日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。(編集部・倉本拓弥)