『ベイビーわるきゅーれ』第3弾、ニューヨーク・アジアン映画祭でアクション賞 日本映画初
殺し屋女子コンビのゆるい日常をハードアクションと共に描いた人気シリーズの3作目『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が、7月12日より開催される第23回ニューヨーク・アジアン映画祭に出品され、日本映画として初めて、最も優れたアクション映画に送られる「ダニエル・A・クラフト賞」を受賞することが決定した。
【動画】敵は史上最強の殺し屋『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』特報
高石あかり(「高」は「はしごだか」)と伊澤彩織が共演する本作は、殺しの腕はピカイチだが、なかなか社会に馴染めない殺し屋コンビ、杉本ちさと(高石)と深川まひろ(伊澤)のゆるい日常を描くアクションエンターテインメント。第3弾となる『ナイスデイズ』でも監督・脚本の阪元裕吾とアクション監督の園村健介が続投し、宮崎県を舞台に、ちさと&まひろと池松壮亮演じる最強の殺し屋・冬村かえでの戦いを描く。
「ダニエル・A・クラフト賞」はこれまでに香港映画『イップ・マン 最終章』や韓国映画『悪女/AKUJO』などが受賞。映画祭ディレクターを務めるサミュエル・ジャミエは、『ナイスデイズ』 の受賞について「初めて『ベイビーわるきゅーれ』を観たとき、ニューヨーク・アジア映画祭で上映しなければならないと思いました。阪元裕吾監督とアクション界の巨匠・園村健介は、自分たちが実質的に発明した殺し屋コメディというジャンルを、さらに倍加させました。このフランチャイズ最新章は、アドレナリン全開のスリル満点で、息をのみ、ゲラゲラ笑い、そして汗を握ること間違いなしだ」とコメントを寄せている。(編集部・入倉功一)
映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は9月27日より新宿ピカデリーほか全国公開
サミュエル・ジャミエ(ニューヨーク・アジアン映画祭 ディレクター) コメント全文
初めて『ベイビーわるきゅーれ』を観たとき、ニューヨーク・アジア映画祭で上映しなければならないと思いました。阪元裕吾監督とアクション界の巨匠・園村健介は、自分たちが実質的に発明した殺し屋コメディというジャンルを、さらに倍加させました。このフランチャイズ最新章は、アドレナリン全開のスリル満点で、息をのみ、ゲラゲラ笑い、そして汗を握ること間違いなしだ。
高石あかりと伊澤彩織というシリーズの中核をなすダイナミックなコンビが、これまで以上にワルになっている。友情と忠誠心の意味を考えさせる一方で、目を見張るような大胆なアクション・シーンを見せることができるのは、阪元と園村の天才ぶりを証明している。
『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は単なる映画ではない。そして、まさにNYAFFが目指す大胆で境界線を押し広げる映画だ。このとんでもなく爽快なフランチャイズの新章のワールドプレミアを開催できることに興奮している。