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ソン・イェジン、プチョン映画祭で特別展が開催!今は「子供が離乳食を食べただけでも嬉しい」

特別展が開催されるソン・イェジン
特別展が開催されるソン・イェジン

 7月4日から14日まで、韓国のプチョンで開催される第28回プチョン国際ファンタスティック映画祭にて、特別展が行われる女優のソン・イェジンが、5日、オフィシャル記者会見を行い、今回の特別展への思いと共に、女優としてのこれまでの軌跡を振り返った。

【画像】純白ドレスで登場!レッドカーペットでのソン・イェジン

 同映画祭では、2017年以来、1人の俳優にスポットを当てる特別展が行われており、これまでチョン・ドヨンチョン・ウソンキム・ヘスソル・ギョングチェ・ミンシクら韓国映画界トップクラスの俳優がプチョンを訪れてきた。会期中は『ラブストーリー』や『私の頭の中の消しゴム』など、彼女自身がセレクトした6作品が上映されるほか、女優としての23年間を振り返る写真展示やトークショーなどのイベントが用意されている。

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 冒頭、イェジンは「特別展は先輩俳優の皆さんのテリトリーという感じで、自分のフィルモグラフィや力量では恐れ多いと思ったのですが、考えてみると自分もそれなりの年齢になっていました」と笑みを交え、続けて「尊敬する先輩俳優の皆さんの後を受けるのは光栄ですし、感慨無量です」とあいさつ。

 会見に、共に登壇した同映画祭組織委員長のチョン・ジヨンは、彼女を今回の特別展に選んだ理由として、他の俳優と比較できない<独・歩・的>な女優だと評し、特別展のタイトルも「独歩的ソン・イェジン」としたこと明かした。これに対してイェジンは「これまでよい女優になりたいと願って頑張ってきましたが、正直よい俳優とは何なんのかは私にもわかりません。若いときは100mを全力で走るように駆けていきました」とこれまでを振り返り、「演技がしたくて演技者になりましたが、よい評価を得られることで、俳優という言葉に自分がふさわしい存在になれるようよう努力してきました」と明かした。

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 2022年には、世界的大ヒットドラマ「愛の不時着」で共演したヒョンビンと結婚し、子供にも恵まれたイェジン。家族を持ったことで考え方が大きく変わったそうで、「今の私は日常生活が楽しいんです。子供が離乳食を食べただけでも嬉しいですし、日々の生活に幸せをかみしめています」と語り、これまで走り続けた自分を振り返るきっかけとなったと明かした。

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 40代となった彼女だが、20代の頃に比べ現在の方が気持ちに余裕があるという。「これまではいい作品にしなければという強迫観念にとらわれ過ぎて一喜一憂していたと思うんです。若いときには自分自身のイメージも固定されていたと思いますし。これからは自分の年齢に合った様々な役を演じて生きたいですね」と女優として新たなフェーズに入りつつあると話した。

 また、映画は「故郷」だと話すイェジン。「最後に映画に出演してから長い時間が過ぎました。今は配信ドラマなど様々なプラットホームで作品を楽しめますが、私の原点は映画だと考えます。自分だけでも映画館に通って映画を観ていきたいですね」と映画に対する思いを語った。

 会見の最後には、自分の後に続く後輩俳優に対し「人生は一度きり、自分が頑張って演じることで後輩たちの手本になりたいですし、後悔することがないように」とアドバイス。具体的なことは決まってないとしながらも、次回作はパク・チャヌク作品では? という質問を否定しなかったイェジン。彼女がスクリーンに戻ってくる日もそう遠くはなさそうだ。(土田真樹)

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