松下奈緒、「スカイキャッスル」撮影現場は“ばちばち&ドロドロ”!? 迫真の演技バトルに「瞬きしたら負け」
7月25日からスタートするテレビ朝日系7月期・木曜ドラマ「スカイキャッスル」の制作発表記者会見が22日、都内で行われ、主演の松下奈緒をはじめ、共演の木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪らが登壇。泥沼バトルを描く本作の撮影の裏側をユーモアたっぷりに振り返った。
本作は、世にも優雅な佇まいとは裏腹に燃えたぎる野心、猛烈な見栄とプライド、そして誰にも言えない“秘密”を抱えた、美しきセレブ妻たちのドロ沼マウントバトルを描くサスペンスミステリー。冒頭、松下、木村、比嘉、高橋は赤いドレスを身に纏い、黒い衣装の小雪とともにハマーのリムジンに乗って登場。ファンや報道陣が見守る中、ブルーカーペットを優雅に闊歩して壇上へと上がった。
クランクインから2か月が経っているというが、撮影の雰囲気を聞かれると、松下は「ばちばちですよ」と即答。「ドラマの現場も内容もばちばち。ドロドロしています」と脅かしつつ、突如「というのは嘘」と笑顔で自分の発言を撤回。「撮影現場は笑顔が絶えないです。みんな楽しい雰囲気でやれていると思います。これだけの女優さんとご一緒する機会がなかったので、私も楽しいです」と話す。
女性同士でマウントを取り合う展開が多く、セリフも激しい口調が多いと振り返る松下は、そんな攻撃的なヒロインを演じることについても「なかなか日常会話の中で聞きなれないことが台本に書かれているんです。すごいパワーワードばかり。最近は、それを発するのが気持ちいいんです」とにっこり。「思ったこと、欲望をダイレクトに表現する(ヒロインの)浅見紗英なので、その辺りを楽しんでいます」と答える。
高橋はそんな松下について、「紗英さんは怖いですよ。圧がすごいんですよ」と松下の迫力ある演技を絶賛。比嘉も「目力がすごいです。瞬きもしないもんね」とこれに同調。松下が「瞬きしたら負けだと思っています」とこだわりを明かすと、木村からは「瞬きしないので、目が落ちちゃいそうですって言ったら、もう何個も落としているって言われました(笑)」と仲の良さが感じられるエピソードが語られた。
木村は、自身の役柄について「私にもようやくセレブの役が来たと思ったら、この中では実は庶民寄りの役。子供達とのシーンが多かったりするので、対大人の時、対子供の時で話し方が変わってくるんです。セリフの使い方が大変」と紹介。だが、一方で、「紗英さんにはミサイル攻撃してしまうんです」と明かすと、松下も「怖いのよ」と木村の迫力のある演技を回顧。小雪も見た目はクールな役柄だが、「ほとんどのセリフは私生活で使うことがないくらいキツい」と自身の役柄を回顧し、「小説に出てくるような言い回しがそのまま使われていて、漢字も読めないくらいです」と笑顔で振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)