Netflix「ボーイフレンド」泣けると話題 指令が恋を加速させる
7月9日より配信スタートしたNetflix 恋愛リアリティシリーズ「ボーイフレンド」(毎週火曜、全10話を4回に分けて配信)。男性を恋愛対象とした9名のボーイズが恋人探しのため、生涯の友を見つけるため、自分を変えるため、それぞれの思いを胸に臨む本番組がじわじわと人気を博している(※一部ネタバレあり。6話までの展開に触れています)。
番組の舞台は、海の近くに佇むビーチハウス“Green Room”と、ペパーミントのコーヒートラック。ルールは「約1か月のあいだ共同生活をすること」「コーヒートラックを皆で運営すること」のみ。スタジオMCを、MEGUMI、ホラン千秋、青山テルマ、ドリアン・ロロブリジーダ、徳井義実が務める。
メンバーは、IT企業勤務・ブラジル出身の29歳、ALAN(アラン)。22歳の大学生・DAI(ダイ)、ヘアメイク・台湾出身の34歳、GENSEI(ゲンセイ)。22歳の飲食店勤務・IKUO(イクオ)。27歳の和食料理人・KAZUTO(カズト)。28歳のモデル・カフェ店長、RYOTA(リョウタ)。23歳のアーティスト、SHUN(シュン)。デザイナー・韓国出身の34歳、TAEHEON(テホン)。36歳のGOGOダンサー・USAK(ユーサク)。(※年齢は収録開始時)
滞在期間1か月と短期間とあって、そんなに簡単に人間関係が動くものだろうかと思いきや、その心配は無用。初めに各メンバーの未来の断片が映し出されることから、いったい何が起きるのかと好奇心に火をつけられる。そして、画期的なのが毎回必ず下される“指令”。これによって各メンバーはまだ意中の相手が定まっていない状態であっても有無を言わさず行動を起こすことになる。
初めの指令は「この中の一人にだけ手紙を書いてください。ただし名前を書かないでください」というもの。そして、頻繁にくるのが「本日のシフトには●●さんに入っていただきます。●●さんは一緒に働きたい人を一人選んでください」という、コーヒートラックの運営にまつわるもの。指名されたメンバーが誰を選ぶのかを決める瞬間は毎回ハラハラ。時にはシフトに入った人と一緒に働きたい人を立候補で決めることもあるが、狭い空間の中で二人きりで過ごすことによって互いの人となりを深く知ることができ、距離が一気に縮まることもあれば意中の相手に対して“何かが違う”と恋が友情に変わることも。
そして、さらに人間模様を加速させる「明日は二人きりのデートの日です。一緒に行きたい人の名前を紙に書いてください。お互いの思いが通じ合った場合にのみデートに行くことができます」といった指令も。エピソード4では“お泊りデート”バージョンの指令となり、メンバーは騒然。行くことができたのはわずか一組だったが、デートに行った二人に対して思いを抱く者たちはいてもたってもいられない様子で、焦りを募らせ、行動を起こす決心をする者も。
その時々で一番のモテBoy、恋の矢印が目まぐるしく変わっていくため「早く続きが見たい」「一気見した」とドはまりする人が続出。視聴者それぞれの「推し」に関する反応や応援の声で盛り上がっているほか、思いがけず訪れる涙のドラマに「まさか鶏胸肉で泣くとは思わなかった」「背中を押されました」「5話、爆泣き」「心震えるシーンが多い」などさまざまな感想で盛り上がっている。
ボーイズを温かく見守る5名のMCの鋭い観察眼や軽妙かつ真摯なトークも人気。現在6話まで配信、今日のTV番組TOP10(国内)では4位にランクインしている。5話のラストでは一人のメンバーが去り、6話で新メンバーが登場。またしても先の読めない展開にしびれをきらす声が相次いでいる。(石川友里恵)