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デッドプール&ユキオの掛け合い、撮影現場でライアン・レイノルズが全部書き変え!忽那汐里が明かす

映画『デッドプール&ウルヴァリン』で忽那汐里が演じているユキオ
映画『デッドプール&ウルヴァリン』で忽那汐里が演じているユキオ - (c) 2024 20th Century Studios / (c) and TM 2024 MARVEL.

 女優の忽那汐里がインタビューに応じ、7月24日(水)より世界最速公開となるライアン・レイノルズ主演・製作のマーベル・スタジオ劇場公開最新作『デッドプール&ウルヴァリン』の撮影現場の様子を明かした。忽那は2018年公開の『デッドプール2』でデッドプール(ライアン)とのキュートなやり取りで人気を博したマーベル・ヒーローのユキオを、本作で再演している。

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 『デッドプール2』ではピンクのロングヘアが印象的だったユキオだが、本作ではピンクメッシュが入ったシルバーの髪になり、長さも短くなっている。ユキオの新たなビジュアルはヘアメイク担当者とやり取りをしながら決めていったといい、忽那は「現地入りする前にウィッグの写真がいっぱい送られてきて、『世界観的にはこういうものを考えているけど、汐里はどっちが好き?』という感じで聞かれて。メールでやりとりしながら現地に入って、最終的に予告でちょっと出ているような感じに決まりました。ニュールックになるとは思っていなかったので、すごく楽しかったです」と笑顔を見せる。

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 ニュールックとなったユキオだが、その愛すべきキャラクターはそのままだ。「ユキオは相変わらず、ネットで言われている“スーパーフレンドリー・スーパーヒーロー”みたいな感じです(笑)」。前作から6年という月日がたったが、ウェイド/デッドプールの誕生日会のシーンでおなじみのキャスト陣と再会すると自然とユキオ役に戻れたといい、忽那は「懐かしく感じました。インスタでつながっている人もいますが、6年もたつといろんな変化があったりする。そんな中あの現場で、ウィッグやメイクで昔と変わらない見た目のみんなにいきなり会うと、6年前にすっと戻ることができました」と振り返る。

 『デッドプール2』のプレミア以来の再会となった恋人ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド役のブリアナ・ヒルデブランドとはこんなやり取りも。「彼女、本作ではウィッグであのショートヘアにしているんですけど、実際は今、髪の毛が腰くらいまであるんです。2の時のショートは確か地毛でやっていたので、『この長さの分だけ会ってなかったんだ……!』って話しました(笑)」

デッドプール&ウルヴァリン
撮影現場で脚本を書き換えていたというライアン・レイノルズ(デッドプール役)

 マーベル・スタジオは出演者であっても脚本は該当部分しか渡さない秘密主義で知られており、それは本作でも。しかも、その脚本も撮影現場で大きく変更されることになったという。忽那は「最初にもらった台本はシンプルなものだったのですが、現場で段取りをやり終えた後、ライアンがその場でわたしたちの掛け合いをぐわーと手書きで全部書き変えて『これでお願い!』と(笑)。撮影までの間に急いで覚えて、結構即席な感じですね。でもそうやってその場で書き出してくれて、すごくうれしかったです。その手書きのやつ、持って帰ってきちゃいましたもん(笑)。記念! と思って」とちゃめっ気たっぷりに明かした。

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 『デッドプール2』での「ハイ、ウェイド」「ハイ、ユキオ」という人気のやり取りも、撮影が進む中で発展していったものだった。「もともと台本にあったかどうかは定かではないのですが、あそこまではなかったです、確実に。2の最後のネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドとコロッサスと一緒に助けに来るという戦闘モードの下りは、そもそも全くなかったので。オールアップして東京に帰って来たら、数か月後に戦闘シーンに出てほしいと呼び戻された、みたいな(笑)。やりながら台本もどんどん変わっていく……ライアンは『デッドプール』シリーズをそういう感じで作っているんだと思います」

 そもそも『デッドプール』(2016)はライアン肝煎りの企画で、この型破りなR指定ヒーロー映画を11年かけて実現させたという経緯がある。そのことはシリーズを通して撮影現場でも感じられると忽那は言う。「やはり『デッドプール』はライアンありきの作品で、他の人ではああいう作品にならなかったと思うんです。製作陣もそれをわかっていて、ライアンに委ねている。だから2の時も即席な感じで、ジョークも何パターンも撮っていました。政治的に際どいジョークなども、ライアンがその場で『これどうかな? 入れたらヤバいかな?』とカジュアルに話し合いながらやっていく感じでした」

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デッドプール&ウルヴァリン
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役でカムバック

 特に今作『デッドプール&ウルヴァリン』の監督はライアンとは『フリー・ガイ』『アダム&アダム』でも組んでいるショーン・レヴィで、もう一人のタイトルロールは2009年に公開された『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』での共演以来の友人であるヒュー・ジャックマンだ。ヒューとレヴィ監督も『リアル・スティール』などでよく知った仲。忽那は「彼らはすごく仲がいいみたいで、リラックスした環境の中でみんなができていた分、即興的なこともよりやりやすかったんだと思います」と3人の仲が良い効果をもたらしていたと語っていた。(編集部・市川遥)

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は7月24日(水)より世界最速公開

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