横浜流星『正体』アパート3階からの飛び降りシーンに14テイク!キャラ動画が公開
染井為人による傑作小説「正体」を、藤井道人監督が実写映画化した『正体』(11月29日公開)から、先日“正体”が明かされた主演の横浜流星のキャラクター動画が公開された。
本作は、変装と潜伏を繰り返しながら日本中を駆け巡る死刑囚・鏑木慶一の488日間におよぶ逃走劇の様子を追う逃亡サスペンス・エンタテインメント。主演の横浜のほか、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之らがメインキャストとして出演する。2022年には亀梨和也主演でドラマ化もされた。
横浜が演じる鏑木は、日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けるも脱走する指名手配犯。公開されたキャラ動画は、姿を変えながら日本各地を潜伏し、逃亡を続けるというこれまでに演じたことのないような役柄に挑む横浜に迫った映像となっている。
藤井監督とは数多くの作品でタッグを組んでいる横浜は、「藤井組に入ると、1カット、1カット妥協せず、ベストを目指して、僕ら役者を信じてくれるとても士気の高い組だなと感じていて、濃い時間を過ごせて幸せに感じています」と振り返り、充実した撮影だったことが監督と密にコミュニケーションを取る様子からも窺える。
殺人事件の容疑者として警察に追われ、本能のままに逃げなければならないという役にリアリティーを持たせるため、マンションからの飛び降り、通行人との衝突など危険なアクションにも果敢に挑戦しているが、アパートの3階から下のトラックの屋根に飛び降りるというアクションシーンでは、7月の酷暑の中、14回ものテイクが。OKが出た直後には思わずガッツポーズする姿も映し出されている。
撮影については「本当に死に物狂いで逃げて、全部大変だったけど、この気持ちの部分を大事にしていた」と語り、3年前から藤井監督と作品について話し合えたことによって「濃く、そしてありがたい時間を頂けて撮影に臨めているので、すごくやっぱりこの作品への思い入れは強いです」と明かしている。(高橋理久)