大西流星、初主演映画『恋僕』は監督の一言が救いに

　大西流星（なにわ男子）が23日、都内で行われた映画『恋を知らない僕たちは』（公開中）の初日舞台あいさつに登壇し、鑑賞後に恋バナをしたくなる本作の撮影時のエピソードや、初座長としての心境を語った。この日は窪塚愛流、齊藤なぎさ、莉子、猪狩蒼弥（HiHi Jets）、志田彩良、酒井麻衣監督も来場した。

【画像】猪狩蒼弥（HiHi Jets）らと“本気の恋”トーク！

　本作は水野美波のコミックを原作に、6人の高校生たちが思い悩み、時にはぶつかりながらも、それぞれの“本気の恋”に向き合う姿を描いた青春ラブストーリー。「美しい彼」シリーズや映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』などの酒井麻衣監督がメガホンをとった。

　恋愛よりも友情を優先して「好き」と言えない主人公の男子高校生・英二役を務めた大西は、鑑賞後の観客に向けて「みんなで作り上げた素敵な作品が、みなさんに届くことにワクワクしていました。この夏、『恋僕』でキュンキュンしていただけたらなと思います」とアピールし、「今すぐにでも皆さんと恋バナしたい」と声を弾ませた。

　初の映画主演を務めた大西について、齊藤が「大西さんが座長として、みんなを明るく引っ張ってくださったので、現場は明るくて楽しかったです」と感謝すると、莉子も「素晴らしいですよね。撮影中も撮影をしていないところでも常に（トークを）回してくれます」と紹介。大西は「高校での撮影だったので楽屋も教室なんですよ。机を丸くしながらご飯を食べたり、トークを楽しんでいただけなので（明石家）さんまさんみたいに回していたわけではない」と慌てて否定し、会場の笑いを誘った。

　また、猪狩が「流ちゃんが中心にいることで、そこに向かって一つになれた。（みんなと）向き合ってくれる座長さんで大好きになりました」と打ち明けると、大西は「映画初主演なので構えていた部分もあるんですけど、顔合わせの時に監督が『座長として背負わなくて大丈夫だよ』と伝えてくださってから、座長ではあるけど6人のキャラクターが中心で進んでいくので、現場の雰囲気はみんなに任せながら、その波に乗って、気楽な気持ちでお芝居に臨めました」と振り返った。

　作品にちなみ、「本気の恋」を尋ねられると、大西は「ドーナツが好き。好き好き言っていたら仕事現場にスタッフさんが毎回差し入れでドーナツを持ってきてくださって。だから、バラエティとかで大西がしゃべれているのはドーナツのおかげなので、みなさんもドーナツに感謝してください」と呼びかけ。同じくドーナツ好きの窪塚が「チョコレート？　砂糖？」と好きなテイストを聞くと、大西は「迷うな……。シュガーかな。口パサッパサになるドーナツ……。オールドファッションも大好きで、あれを牛乳につけて食べたりするのが好き。意図的に口をパサパサにさせてからの牛乳もおいしい」と、ほとばしるドーナツ愛を語っていた。（錦怜那）