山崎賢人、『アンダーニンジャ』実写映画化で福田雄一監督と3度目のタッグ!ヒロインに浜辺美波
花沢健吾の同名コミックを実写化した映画『アンダーニンジャ』が2025年1月24日に公開されることが決定し、主演を山崎賢人(※崎は「たつさき」)、ヒロインを浜辺美波、そして監督&脚本を福田雄一が務めることが発表された。山崎は『斉木楠雄のΨ難』『ヲタクに恋は難しい』に続き、福田監督と3度目のタッグとなる。
漫画「アンダーニンジャ」は、「アイアムアヒーロー」などで知られる花沢の最新作。2023年10月には地上波でテレビアニメ化もされ、今年4月に実写映画化が発表。監督、キャスト、公開時期、製作等は全てが“最高忍事機密”につき一切不明とされていたが、大きな話題となっていた。太平洋戦争後、GHQによって解体され、消滅したかに見えた忍者たち。だが、彼らはあらゆる組織に潜伏し、現代でも暗躍していた。忍者組織「NIN(ニン)」に所属する末端忍者(下忍)で、暇を持て余していた雲隠九郎は、ある日、戦後70年以上に渡り地下に潜り続けている組織・アンダーニンジャの動きを調べるという重大な“忍務”を言い渡される。
山崎が演じるのは、「NIN」の末端忍者で、暇を持て余す生活を送っていたが、ある日、重大な忍務を言い渡されることになる主人公・雲隠九郎(くもがくれ・くろう)。原作のファンだという山崎は「すごく好きな作品だったので、九郎を演じることができてすごく嬉しいですし、大好きな福田監督とまたご一緒できたことも本当に嬉しいです」とコメント。また初共演となる浜辺については、「全力で監督の期待に応えようとする姿が素敵だなと思いました!」と語った。
その浜辺が演じるのは、忍者の戦いに巻き込まれていくことになる講談高校の女子高生・野口彩花(のぐち・あやか)。本格参加が初となる福田組について、「本当に鍛えられました。自分が何かを得ているのか、何かを失っているのかわからないような感覚になりましたが…(笑)、中途半端にならないよう、とにかくやりきりました!」と撮影を振り返った。また、初共演の山崎については、「本当に穏やかで、私が何をやっても受け入れて笑ってくださる優しい方でした」とコメントを寄せた。
公開されたスーパーティザー映像は、九郎が闘う姿や野口が何かを探す様子、刀、手裏剣、忍者アクションと現代の日本で暗躍する忍者たちの姿が。人類未到達の現代忍者エンターテインメント大作が幕を開ける……と思いきや、そこはやはり福田監督作品。突如として、「暇だなぁ」という発言とともに暇を持て余す九郎の様子へと切り替わる、本作の世界観を先取りした展開の内容となっている。
また、トレードマークである忍者専用のパーカーを身に纏い、現代風な身なりにも関わらず、剣を振るい、忍者らしい華麗な跳躍を決める九郎の姿を捉えた忍者らしさを感じさせるティザービジュアル、そして、浜辺が約9年ぶりに金髪の役を演じるという派手目な女子高生・野口のどこか不機嫌で、気の強さを感じさせるキャラクタービジュアルも併せて公開された。(高橋理久)
山崎、浜辺、福田監督、原作者・花沢のコメント全文は以下の通り。
山崎賢人(雲隠九郎 役)
元々、原作を読んでいてすごく好きな作品だったので、九郎を演じることができてすごく嬉しいですし、大好きな福田監督とまたご一緒できたことも本当に嬉しいです。
監督は自由にやらせてくれる雰囲気を出しつつ、時には自分から笑いを生み出すということも求められ、独特の緊張感と楽しさを味わえる現場でした。
原作を読んでいた時に「九郎は何を考えているんだろう」と掴めない印象があったので、声のトーンや表情も含め、すごく意識しました。
足技やちょっと人間離れしている忍者独特のアクションもたくさんありますのでご期待ください。
浜辺さんとは初共演でしたが、全力で監督の期待に応えようとする姿が素敵だなと思いました!
撮影はめちゃくちゃ楽しかったですし、本当に面白い作品ができているなという達成感があるので、早くスクリーンで観たいです!
浜辺美波(野口彩花 役)
初めて本格的に福田組に参加させて頂いて、本当に鍛えられました。
自分が何かを得ているのか、何かを失っているのかわからないような感覚になりましたが…(笑)、中途半端にならないよう、とにかくやりきりました!
台本の中から私 1 人では生み出せなかった発想を福田監督がくださるので、本当に学びになりましたし、楽しかったです。
山崎さんとは初めてご一緒させていただきましたが、本当に穏やかで、私が何をやっても受け入れて笑ってくださる優しい方でした。
素晴らしいキャラクターたちの魅力が詰まった忍者アクションコメディ映画になっているのではないかなと思います。野口は原作とは少し変わっている部分もありますが、その中でも皆さんに愛して頂けるようなキャラクターになったらいいなと思いながら全力で演じましたので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
福田雄一(脚本・監督)
賢人くんとまた映画をご一緒出来ること、めっちゃ嬉しいです!
実は以前から賢人くんとアクションヒーローものをやってみたいという気持ちがあって。『斉木楠雄のΨ難』、『ヲタクに恋は難しい』、とノーアクションの映画だったので。笑。
久々の賢人くんとの撮影はやっぱり毎日が楽しくて。そして、賢人くんの雲隠九郎は呆れるほどカッコいい!
浜辺美波ちゃんとは、「スーパーサラリーマン左江内氏」以来。あの頃はまだ 10 代で初々しかったですが、久々に会った美波ちゃんは別人のようで。明るくて、凛々しくて。撮影中はいろいろと無茶な演技をお願いしてしまって。私、お嫁に行けませんと言われました。笑。
原作は設定が面白い!と思って、読ませて頂いていました。あと、花沢先生の「アイアムアヒーロー」とか「ボーイズ・オン・ザ・ラン」とか大好きだったので、お話頂いた時はめっちゃ嬉しかったです! そして、花沢先生が撮影現場に3回も遊びに来てくださって、その度に出演者のビジュアルの写真とかを観て頂いたり、かなりはしゃぎました。笑。
兎にも角にも、映画は2人がキラキラと輝いた素晴らしい出来に仕上がっています。是非、たくさんの人に劇場で観てほしいです!
花沢健吾(原作者)
苗字ランキング約2700位、漫画家の花沢健吾です。
ついに発表されました!
まずはホッとしてます。
たぶん日本の映画界屈指の忙しい人だと思うので、まさかこの役を引き受けてくださるとは思いもよらなかったのですが、実際に撮影現場見学にいったら、そこに苗字ランキング約650位の山崎賢人さん、いや山崎九郎、いや雲隠九郎が立ってました。…感無量です。
苗字ランキング約2650位の浜辺美波さんから頂いた差し入れ、家宝にしたかったのですが、あまりにも美味しそうだったので食べました!
苗字ランキング約40位の福田監督もビックリするくらい心と肩幅が広く、これはとんでもなく壮大な作品になるのではと期待しております。
まだ発表されてない方々もすごい人ばかりで、『アンダーニンジャ』という作品に、これだけの人たちが結集していただけたのは原作者として身に余る光栄です。
続編では、観覧車下での戦いを是非とも映像化して欲しいので、皆さん劇場に足を運んでください!
若松央樹(プロデューサー)
花沢さんの原作に出会ったのは、ずいぶん昔になりますが、冒頭のセットアップの段階から、惚れ込みました。
かつて見たことのない現代忍者設定で、もしかしたらホントにいるかもと思わせる何とも言えないリアリティと、キャラクターのオフビートな造詣に魅せられました。
そしてその魅力を分かち合える「同士」と言ったらおこがましいのですが、以前作品をご一緒した福田監督、そして山崎賢人さんと意気投合できたことがプロデューサーとして最高に幸せな瞬間でした。さらに、福田組 に是非お招きしたかった国民的女優・浜辺美波さんが賛同してくれるという奇跡も重なり、これ以上ない素敵な作品になっていると思います。
未だかつてない山崎さん&浜辺さんの魅力が満載ですし、原作の壮大なスケール感と心地よい緩さを、福田監督が見事に融合し、世界的にも面白がれるエンターテイメントになっているかと思います。
是非スクリーンでお楽しみいただければ幸いです。