『エイリアン:ロムルス』主演、アメリカ内戦を撮るカメラマンに!A24『シビル・ウォー』監督を虜にしたタフな魅力
A24が史上最大の製作費を投じたアクション・スリラー映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』のアレックス・ガーランド監督が来日時にインタビューに応じ、公開中の新作『エイリアン:ロムルス』でも注目されているメインキャストのケイリー・スピーニーについて語った。
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本作の舞台は、テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と、政府軍の間で内戦が勃発した近未来のアメリカ。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14か月間一度も取材を受けていない大統領に単独インタビューを行うため、内戦の恐怖と向き合いながらホワイトハウスへと向かう。
ケイリーは、伝説のロック歌手エルヴィス・プレスリーの妻を描く『プリシラ』(2023)で主人公のプリシラ役に抜てきされ、最新作『エイリアン:ロムルス』ではエイリアンと戦う新主人公・レインを好演している。本作では、主人公・リー(キルステン・ダンスト)と取材中に出会う若手カメラマンのジェシーを演じており、戦場と化したアメリカの現場を目撃しながら、その姿を写真に収めていく。
ガーランド監督は、ドラマ「DEVS/デヴス」(2020)でケイリーとタッグを組んでおり、彼女の魅力をよく知る人物だ。「彼女は幼くて無垢だが、とてもタフな役者だ」と切り出し、「『シビル・ウォー』でも、全てのスタントを自分でやると言っていた。私たちは危険だからと止めようとしたが、彼女はやる気に満ちていた。恐れを知らないんだ。彼女の判断は間違っていない。無垢で立派なファイターだ。その両方を兼ね備えていることが素晴らしい」とケイリーの魅力を語る。
『エイリアン:ロムルス』の編集スタッフと知り合いだというガーランド監督は、劇場公開前に本編を鑑賞したそうで、「とても楽しい作品だった。ケイリーの演技も素晴らしかった」と笑顔を見せる。2024年はケイリーにとって飛躍の1年になっており、ガーランド監督も「彼女はとても充実した1年を送っている。『プリシラ』『エイリアン:ロムルス』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』と素晴らしい活躍ぶりだ」と感心していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』10月4日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開