『ジョーカー2』ホアキン・フェニックスとレディー・ガガの生歌が10曲以上「違和感を残したかった」
歪んだ社会の狭間で悪のカリスマへと変貌していく孤独な男アーサー(ホアキン・フェニックス)を描いた映画の続編にして完結編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』から、音楽にまつわる特別映像が公開された。
『ジョーカー』にはバスルームや大階段で踊るアーサー/ジョーカーの印象的なシーンがあったが、前作に続いてメガホンを取ったトッド・フィリップス監督は「アーサーは音楽と共に生きているんだ。それが続編の原点となった」と語る。ジョーカー役のホアキンも「最初から音楽の話は出ていた。今まで観たことない“違和感”を残したかった」とホアキンと謎の女性リー役のレディー・ガガによる10曲を超える歌唱シーンは全て生歌で収録したと明かす。ガガも「彼の中で流れている混沌とした音楽は、複雑な愛情の表れでもある。そしてアーサーに命を与えている」と分析していた。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』では前作から2年後、理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったアーサー/ジョーカーの裁判が展開していく。彼に好意を示す謎の女リーの出現とともに狂乱は一層広がっていくが、誰もが一夜にして祭り上げられるこの世界、彼は本当に悪のカリスマなのか、それともただの人間なのか? 孤独で心優しかった男の暴走の行方が描かれる。(編集部・市川遥)
映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日より全国公開