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「踊る大捜査線」亀山P、12年ぶり新作『室井慎次』製作は織田裕二に報告済み 主演・柳葉敏郎が気にかけていた

画像は映画『室井慎次 敗れざる者』より
画像は映画『室井慎次 敗れざる者』より - (c)2024 フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝

 28日、「踊るプロジェクト」12年ぶりとなる新作映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の公開を記念して、監督の本広克行、脚本の君塚良一、プロデューサーの亀山千広が、映画公式のXスペースにてコメンタリー生配信「喋る大捜査線2024」を実施した。

【動画】踊るプロジェクト、12年ぶり再始動!『室井慎次 敗れざる者/生き続ける者』予告編

 この日は、フジテレビ系土曜プレミアム枠で地上波放送された劇場版1作目『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間』の最新リマスター版(4Kレストア版)にあわせて、「踊る」生みの親である三人が生コメンタリーを実施。製作当時の思い出話に花を咲かせながら、最新作『室井慎次 敗れざる者』について言及した。

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 新作映画の主人公は、今から27年前、湾岸署の刑事・青島俊作(織田裕二)と“ある約束”を交わした本庁のキャリア組・室井慎次(柳葉敏郎)。現場の捜査員のために粉骨し、警察の組織改革のために戦ってきた室井だが、青島との約束を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷・秋田に帰っていた。そんな室井の前に、シリーズ史上最悪の猟奇殺人犯・日向真奈美の娘である日向杏(福本莉子)が現れる。彼女の来訪と共に、他殺とみられる死体が発見され、室井に再び事件の影が忍び寄る。

 シリーズ最終作と銘打った『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012)から12年。再始動した「踊るプロジェクト」について、亀山Pは「(柳葉さんが)僕らの思いをわかってくれて、じゃぁやろうと本気モードに入ってきた時、『織田くんのところにはちゃんと言っているよね? 織田くんは了承しているよね?』っていうのを、ものすごく気にしてたんです」と再始動にあたり、柳葉が織田のことを気にかけていたことを明かす。

 「やっぱりどこかで、(柳葉が)青島と室井という風に思っているんだなとすごく感じましたね」と続けた亀山P。「当然、織田さんには『室井慎次』をやりますということを、柳葉さんが(出演)OKする前から言ってありました」と織田には報告済みであると語った。

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 所轄の青島と本庁の室井は時に対立し、激しくぶつかることもあった。視聴者から「キャスト同士のぶつかり合い、当時の現場の雰囲気はどうだったんでしょうか?」という質問が寄せられると、本広監督は「お二人のお芝居のアプローチが違うので、ぶつかるのは当たり前なんです。青島と室井は水と油なので、ぶつからないと絶対ダメです。見事に二人がやりあってくれたからこそ『踊る大捜査線』があると思います」と当時を振り返る。

 君塚から「当時の二人は『こういう芝居がしたい』って喧嘩になることもあった?」と聞かれた本広監督は、「(喧嘩ではなく)黙ります」と回答。「一番わかりやすいのは、(テレビシリーズ最終話で)拳銃携帯許可をもらった青島が、湾岸署で室井とすれ違うシーンで、どっちがどう立ち止まるのかというところ。ちゃんと立ち止まってくれないと画にならないのですが、二人は(演出を)全く無視してやろうとして。ものすごく力強いです。本当にキレてるなって感じがしました」と二人の迫真の演技を改めて絶賛していた。

 また、本広監督は「本当は、織田さんが室井をやりたかったはずではあるんですよね。『室井も俺がやってたらな……』って一回言ったことあるんですよ」とぶっちゃけ。「柳葉さんも多分、青島を(演じることが)できると思います。(役を)スイッチさせても面白かったと思いますね」と続けると、君塚は「(スピンオフとして)撮っておけばよかったのに!」と突っ込み、亀山Pも「すいません。僕、そのプロデューサーから外れます(笑)」とノリノリで反応していた。(編集部・倉本拓弥)

『室井慎次 敗れざる者』10月11日(金)全国公開
『室井慎次 生き続ける者』11月15日(金)全国公開

『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』 <予告②> » 動画の詳細
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