朝ドラ「ばけばけ」ヒロイン・高石あかり、どんな人?『ベイビーわるきゅーれ』など活躍
29日、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインを、高石あかり(※高ははしごだかが正式表記)が務めることが、NHK大阪放送局で行われた発表会見で発表された。これまで数々の舞台、ドラマ、映画で実力を示してきた若手俳優だ。
【動画】高石あかり、伊澤彩織とわちゃわちゃトーク『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』インタビュー
高石は、2002年12月9日生まれの現在21歳で、宮崎県出身。2016年からダンスボーカルグループα‐X'sとして活動。2018年に卒業後、2019年から俳優活動を本格化させ、数々の舞台に出演。2020年と2021年の舞台「鬼滅の刃」では竈門禰豆子役を務めた(「禰」は「ネ+爾」が正式表記)。
2021年の『ある用務員』をきっかけに誕生した、殺し屋女子コンビの活躍を描く『ベイビーわるきゅーれ』(2021)では、スタントパフォーマーの伊澤彩織と共に主演。同作は1年以上のロングランを記録するなど話題を呼び人気シリーズに。現在、地元・宮崎を舞台にした3作目『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が公開中。地上波ドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(テレ東・毎週水曜深夜1:00~)も放送中だ。
目黒蓮と今田美桜が共演した『わたしの幸せな結婚』(2023)では、ヒロインの異母妹・斎森香耶役で強烈なインパクトを残すなど、数々の作品で印象的な演技を披露し、2023年に第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。ヒロイン役を務めた「墜落JKと廃人教師」(2023,2024)や、「わたしの一番最悪なともだち」(2023)などテレビドラマでも活躍。
2024年はすでに『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』『きみの色』(声の出演)などの出演作が公開。今後も『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』(11月1日)、『私にふさわしいホテル』(12月27日)、『遺書、公開。』(2025年1月31日)などが控えており、日米共同制作のアクション映画『ゴーストキラー』で、映画単独初主演を務めることも決定している。
第113作目となる連続テレビ小説「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルのオリジナルストーリー。外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。作者は、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(第30回橋田賞受賞)などのふじきみつ彦。NHKの発表によると、高石は2,892人のオーディション応募者の中からヒロイン・松野トキ役に選ばれた。(西村重人)