成田凌、クォン・ウンビは「太陽のような存在」 韓国語の長ゼリフにも挑戦
俳優の成田凌が1日、都内で行われた映画『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』の初日舞台あいさつにアイドルグループ・IZ*ONEの元リーダー、クォン・ウンビと共に登壇。映画初出演のウンビとの共演を振り返った。
本作はスマートフォンを落としたことから始まる恐怖を描く、志駕晃の小説を映画化したサスペンス『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第3弾。すご腕のブラックハッカーでもある連続殺人鬼・浦野善治(成田凌)と、刑事・加賀谷学(千葉雄大)の国境を越えた戦いが描かれる。イベントには千葉雄大、大谷亮平、中田秀夫監督も登壇した。
ウンビは登壇すると日本語で「この映画のために、本当に一生懸命準備しました」とあいさつし、「みなさんの反応が怖いですけど、顔を見ているとだんだん安心して来ました」と愛嬌いっぱい笑顔を見せて場内を和ませた。
ウンビは本作で映画デビューを果たし、特別な思い入れもあるのか「朝からずっとプロモーションをしていたんですけど、こうしてたくさんの観客の前でプロモーションができることがとても幸せです」と感慨深げ。「この作品のオファーをもらえて嬉しかったです。大変なこの経験をしたことで今後何でもできるんじゃないかと思いました」とも。
成田はそんなウンビに「本来(座長として)自分が(現場を)引っ張らないといけないんですけど、太陽のようなウンビさんの存在に甘えていました」と振り返る。成田自身も韓国語の長ゼリフに挑戦したが、「日本語でセリフを言うのと違って、韓国ドラマの中に入った気持ちで演じていました。いつもより雰囲気を出せたかもしれないです。いつもよりカッコつけていたと思います。雰囲気でごまかしていたと思います」と話す。
大谷もウンビとの共演について「ウンビさんとは演技の話はほとんどしませんでした。日本に来て7、8年経ちますが、最近のKポップの話をしていました」と撮影の合間のエピソードを紹介。ウンビの演技について「これがデビュー作かと思うほど堂々とされていました。デビュー作で、しかも外国語で。よくこの現場をこなしたな、立派だなと思って見ていました」と称え、ウンビもそんな大谷との共演について「現場に大谷さんがいてくれて頼もしかったです」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)