「わたしの宝物」子供の名前に衝撃…田中圭演じるモラハラ夫の変貌に地獄の予感
31日に放送された松本若菜主演のフジテレビ10月期木曜劇場「わたしの宝物」(毎週木曜22時~22時54分)第3話では、初回で壮絶なモラハラ夫ぶりで視聴者を戦慄させた宏樹(田中圭)が我が子を抱いた瞬間から別人のように変貌を遂げ、主人公・美羽(松本)と同じく「優しくなればなるほど辛くなる」視聴者が続出。とりわけ、彼が子供に名付けた名前の皮肉な意味が注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。
初回のラストから第2話にかけて、美羽の中学時代の幼なじみで子供の父親である冬月稜(深澤辰哉)がアフリカで大規模テロに巻き込まれ、その安否を巡って騒然となっていたが、そうこうするうちに美羽は冬月の子を宏樹の子と偽って出産。宏樹は「父親にはなれない」宣言をしながら、生まれたばかりの我が子を抱くと号泣し、美羽は予想外の反応に困惑。一方で宏樹は父性が芽生えたのか、美羽が退院するときには迎えに来てくれたり、美羽が子供の夜泣きに苦戦していれば代わってあやし、お宮参りでは美羽の母を病院から連れ出してくれたり、至れり尽くせり。初回からの急激な変貌に、SNSでは「めっちゃいいパパやーん」「優しいじゃん!」「困惑する…」「すっかりモラハラ夫設定忘れてるわ」など驚きの声が飛び交っていたが、なかでも注目を浴びたのが宏樹が娘につけた名前。
美羽が宏樹に「あの子が寂しい思いをしないよう名前をつけてほしい」と頼んでいたことから、どんな名前になるのかと期待が寄せられていたが、ある日宏樹が美羽にノートを渡すと、そこには名前の候補がびっしり。美羽も「すごい考えてくれてたんだね…」と驚いていたが、「女の子の名前ランキング」「ジェンダーレスな男女共通読みランキング」「2023年名づけの傾向」などの書き込みもあることから、宏樹なりにかなり熟考した模様。
しかし、宏樹がたどり着いた名前が思いもよらぬもので、「栞がいいかなって思うんだよね」と一言。母子手帳に挟んであった美羽の手作りの栞を見て思いついたといい、栞には「道しるべ」という意味があり、「俺はこの子に何もしてあげられないけど道に迷わず進んでほしいなって…」と名前に込めた想いを明かした。宏樹との関係が生まれ変わろうとしているときに、よりによって不倫相手である冬月の思い出が詰まった「栞」が子供の名前になるという皮肉な展開に、「苦しい」「よりによって栞…」「複雑すぎる」「そうきたかー!」「栞がここで効いてくるかぁ」「不倫相手との思い出の品を名前に?」「まさかの冬月由来のネーミングになってしまう皮肉」と心痛の声が相次いだ。
宏樹はのちの場面で、「栞」という名について「美羽が栞を産んでくれて初めて抱っこしたとき、栞生まれたてでかわいくて、でも怖いくらいもろくて壊れそうで、でもあったかくて。何か涙が止まらなくなった。あの瞬間をずっと忘れたくなくて栞って名前をつけたんだ。この子が俺の道しるべになってくれたから」ともいい、美羽に栞を産んでくれたことを深く感謝。宏樹のスマホの待ち受けは栞の写真となり、喫茶店のマスター・浅岡(北村一輝)にも目を輝かせながら我が子自慢。さらには子育てに協力するためか、勤務先でも大きな決断を下す……と彼の成長は止まらず、同時に視聴者は「どんどん地獄に進んでいるんだけど…」「自分の子じゃないって知った時のことを考えるのが怖い」「もうこれで最終回にしてほしい」とこの先に待ち受ける試練を予感。
ラストでは栞の1か月健診をすませた美羽&宏樹が“地獄”の幕開けとも言うべき展開を迎え、多くの悲鳴が上がった。(石川友里恵)