ADVERTISEMENT

「海に眠るダイヤモンド」百合子の複雑な思いの理由が明らかに 賢将の見せた優しさに反響【ネタバレあり】

「海に眠るダイヤモンド」賢将と百合子
「海に眠るダイヤモンド」賢将と百合子 - (C)TBSスパークル/TBS

 神木隆之介が主演を務めるTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜よる9時~)の第4話「沈黙」が17日に放送。 百合子(土屋太鳳)が幼なじみの朝子(杉咲花)に対して複雑な思いを抱える理由が明かされ、X(旧Twitter)でも反響を呼んだ。(ネタバレあり。以下、第4話までの内容に触れています)

【画像】「海に眠るダイヤモンド」第4話フォトギャラリー

 本作は、「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子による初の日曜劇場。1950年代からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と2018年の東京を舞台にした、高度経済成長期と現代の日本を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の物語。端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平(神木)と、現代の東京で生きるホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く。

ADVERTISEMENT

 前回で、朝子の初恋の相手が自分だと知った鉄平。1958年7月。それ以来、朝子のことが気になり、浮き足立つ鉄平だが、その様子に賢将(清水尋也)は、何か思うところがある様子で……。一方、百合子は映画館を辞めて労働組合の新聞編集者としての仕事に精を出していたが、長らく体調を崩していた母・寿美子(山本未來)の容態が悪化。そして鉄平は、百合子の家族の運命を変えてしまった、1945年8月9日の出来事を思い出す……という展開が描かれた。

 朝子に意地悪を言い、たびたび衝突することもある百合子。第4話では、そんな彼女の過去が明かされた。1945年8月9日、キリスト教の信者である寿美子は、教会の手伝いで長崎へ行くため百合子を探していた。鉄平たちと遊んでいた幼少期の百合子は「今日は行きたくない」と隠れていたが、朝子が、ほんのいたずら心から寿美子の呼び掛けに応えたことで長崎を訪れることになり被爆。一緒にいた姉を失い、母の寿美子も白血病に苦しむことになった。

 鉄平、賢将、そして何よりも百合子は、何も気づいていない朝子のために口をつぐみ続けていた。もどかしい思いは積み重なるばかり。この展開に、Xでは視聴者から「誰もわるくないからこそ辛い」「ああ、これは何にも言えなくなるな…」「百合子は優しいよ」などの声があがった。

ADVERTISEMENT

 寿美子が亡くなった後、寺の和尚(さだまさし)に、被爆した人間にとって戦争は終わっていないと苦しみを吐露する百合子。そんな彼女の帰りを待っていた賢将は、かつて百合子が寿美子から贈られたネックレスを手渡す。それは、台風の日に百合子が窓から投げ捨てたものだった。混乱のなか、偶然にもそれを見つけていた賢将は「あの中で……奇跡だよ」と一言。そして百合子は、母の最期を振り返り涙する。その泣き顔を周囲から隠すように彼女の正面に立った賢将の優しさに、Xでは「見せないように前に立つカッコイイ」「百合子に賢将がいてくれて良かった…」などの声が寄せられた。

 そして盆踊りの日、百合子は朝子を誘うと、浴衣の着付けをしながらこれまでの態度を謝り「心から謝りたいの。あなたに許されたい」「あなたが許してくれなくても、わたしは……許すわ」と伝える。百合子の複雑な感情を表現した土屋の演技に、Xでは「土屋太鳳さんの演技がもうとても素晴らしい」など賞賛の声が寄せられた。(西村重人)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT