「海に眠るダイヤモンド」リナを追い詰める演技に反響 小鉄役・若林時英「池田さんの役者魂を経験」
24日に放送された、神木隆之介が主演を務めるTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜よる9時~)の第5話「一島一家」で、池田エライザ演じるリナを追い詰める炭鉱員・小鉄を演じた若林時英のコメントが公開された。(ネタバレ注意。以下、第5話までの内容に触れています)
【画像】いづみの正体も明らかに…「海に眠るダイヤモンド」第5話フォトギャラリー
「海に眠るダイヤモンド」は1950年代からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と2018年の東京を舞台に、高度経済成長期と現代の日本を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の物語。「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子による初の日曜劇場となり、端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平(神木)と現代の東京で生きるホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く。
池田が演じるリナは、何かから逃げるように端島にやってきた謎の女性。紆余曲折を経て、鉄平たちをはじめとする島の人々と共に穏やかに暮らしていたが、第4話では、リナを追う何者かが、端島のフィルムに映る彼女を発見する不穏なシーンが登場。そして第5話では、炭鉱員の一人、小鉄がその追っ手の一味であることが判明した。
ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の生徒役で注目を浴び、バイプレーヤーとして活躍する若林。一見、普通の若者にしか見えない小鉄が劇中でのぞかせた凶暴な一面と、リナを発見した際の豹変ぶりに、X(旧Twitter)では視聴者から「それにしても、小鉄の人上手かったな」「めちゃくちゃ怖かった。すごい、あの、目」など絶賛も寄せられた。
現代に生きるいづみの正体や、リナといづみの関係、賢将の親子関係など、それぞれのドラマが大きく動いた第5話。「今回このような素敵に作品に出演ができることすごく嬉しかったです。しかも台本を読ませてもらったらとてもやりがいがある役どころ、とても気合い入りました!」と出演を喜ぶ若林も、「後半戦に向けてひとつ、話が加速する回ですよね。その中で話の中にいる役を演じさせてもらえたので、光栄でした。自分は台本を5話しかもらってないので、続きが気になってしまって困ります」と一視聴者としても気になる様子。
また、過ごした日数は多くはなかったが、そんな本作の撮影現場の雰囲気を「とても雰囲気がよく、本番中はいいもの作るぞ! って熱気があり、逆にカットがかかるとキャスト、スタッフが色んな冗談を言い合って和気藹々としている素敵な空間でした。斎藤工さんと助監督さんが漫才のような掛け合いで現場を毎回盛り上げてくださるんですよ。そのお陰で無駄な緊張等せず演じられたなと思います」と振り返った。
リナを追い詰める緊迫のシーンは、池田のリードで生まれたといい「リナを荷台に追い込むシーンで小鉄がリナの髪を掴むところがあるんですが、あの演技は池田さんが提案してくれたんです。自分の中でとても緊迫感のあるお芝居が撮れたかなっと思っているので、OAが楽しみです。女優さんからそのようなアイデアを出される光景をあまり経験してこなかったので、間近で池田さんの役者魂を経験でき、とても光栄でした。いい作品を作りたいという情熱に芝居を引っ張っていただき、とても心強かったです!」と感謝する若林。出演パートは終えたものの、視聴者に向けて「ご縁で素敵な役で参加させていただきました。後半の話にいいバトンが渡せるよう、撮影に挑みました。引き続き楽しんで観ていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。
「海に眠るダイヤモンド」第6話あらすじ
東京オリンピックを翌年に控えた1963年。多くの炭鉱が閉山に追い込まれる中、端島にはいつも通りの正月が訪れていた。
その頃、園芸部での活動に熱を上げる朝子(杉咲花)は、鉄平(神木隆之介)に育てた鉢植えを見せる。
うれしそうな朝子を見て、うれしくなる鉄平。2人の距離は確実に近づいているようだった。
一方、賢将(清水尋也)はある決意をし、鉄平にだけその胸の内を打ち明ける。
そんな中、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)が荒木家を訪れる。リナを追手から命懸けで助けて以来、仲を深めた2人は、ある報告を告げにやってきた。
一方現代では、自分といづみ(宮本信子)に血縁関係がないこと、そしていづみの本当の名前が“朝子”だと知った玲央(神木)は、自分と鉄平の関係を探るため、鉄平が残した10冊もの日記をひも解くことに。するとその中の1冊に、“種”のようなものが挟まっていて…。
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」第6話は12月1日(日)よる9時から放送