齋藤飛鳥【推しの子】実写化「賛否の否は覚悟していた」星野アイ役で大きな重圧
俳優の齋藤飛鳥が19日、都内で行われた映画『【推しの子】-The Final Act-』(12月20日全国公開)の前夜祭舞台あいさつに主演の櫻井海音と出席。人気漫画の実写化に対する大きなプレッシャーや、公開直前の心境を明かした。イベントには、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、金子ノブアキ、スミス監督も登壇した。
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本作は、累計発行部数2,000万部を突破した赤坂アカ原作、横槍メンゴ作画の人気漫画を、Amazonと東映がタッグを組んで実写映像化したプロジェクトの劇場版。すでに Amazon Original ドラマ「【推しの子】」(全8話)が配信され、大きな反響を呼んでいる。
伝説のアイドル・星野アイ(齋藤)の子供として転生した双子・アクアを演じた櫻井は、いよいよ公開される映画に「ドラマから始まり、ようやく明日映画が公開。ものすごく嬉しい気持ちでいっぱいです」と感無量は表情を見せると、オファーを受けてから約2年間を振り返り「一言でいえば感慨深いという思いなのですが、これだけの人気作品の実写化で、大きなプレッシャーがあるなか、怖さみたいなものから逃げなくて良かったと、いまここに立ってより強く感じました」と思いを吐露した。
本作は世界52の国と地域の人々に届けられる。櫻井は「改めてすごいことですよね」と笑顔を見せると、「ここまで多くの国の方に観ていただける作品ってないと思う。それも原作の持つパワーがすごいからだと思います」と原作漫画にリスペクトを捧げた。
続けてアイを演じた齋藤も「ドラマシリーズを観てくださった方にお礼を申し上げます」と感謝すると、「ものすごく人気の作品なので、賛否の否は覚悟していました。そのなかでも星野アイさんは特別なような気がしていました。最強で無敵なアイドルを生身の人間が演じるなんて、撮影から今までずっと張り詰めた気持ちでした」とアイ役が大きな重圧だったことを明かす。
そんな中でも、齋藤は「すべての作品の関係者、ファンの方に最大限の敬意を持って作り上げてきました。ドラマシリーズでその思いが伝わっていたなら嬉しいです」と反響の大きさに感謝を述べていた。
メガホンを取ったスミス監督は「映画はアクアとアイとルビー、そしてカミキが一体何を最後に残すのかが一番の見どころです」と語ると、「エンドロールがめちゃくちゃいいので、絶対最後まで席を立たないでください」と観客にアピール。
最後に櫻井は「我々が作品に対して誠意をもって向き合ってきた思いをようやくお届けでき、受け取ってもらえる日が来ました。明日から全国公開、いろいろな方に届いたら嬉しいです」とメッセージを残した。(磯部正和)