大泉洋、撮影中に7針縫うケガ しかもシーンがカットされボヤキ節
俳優の大泉洋が18日、有楽町朝日ホールで行われた主演映画『室町無頼』（2025年1月17日公開）のジャパンプレミアに登壇し、撮影中に膝を7針縫うケガに見舞われていたことを明かした。
本作は、直木賞作家・垣根涼介の歴史小説を、『AI崩壊』『あんのこと』などの入江悠監督が実写映画化。大飢饉（ききん）と疫病により荒廃した室町時代の京都を舞台に、混迷の世を顧みようとしない権力に立ち向かう無頼たちの闘いを描く。
初めて武士階級として一揆を起こした蓮田兵衛（はすだ・ひょうえ）を演じた大泉。劇中には激しい立ち回りを見せるシーンがあり、大泉は「とにかく一揆のシーンの迫力がすごい。人の波に飲まれていくような感じで、映画を観終わったあとすごく疲れた」と感想を述べる。
エキストラを5000人動員した撮影も相当大変だったようで、大泉は「実はこの映画の撮影でケガをしまして……」と切り出すと「立ち回りで膝を7針縫ったんです。それ以外にも結構、体中傷だらけで、撮影のときは分からなかったんです。最初は（血のりの）メイクかと思ったぐらい。でも膝を見たら、松坂牛みたいにきれいな肉が見えて……」と生々しく報告。
ケガをした時期がちょうど昨年の年末に差し掛かっていたようで大泉は「昨年の紅白では膝が痛くてあまり動けなかったんです」と裏話を披露。さらに「まあでも、すごい迫力のシーンが撮れたから良かったと思っていたのですが、出来上がった映画の初号試写を観たら、そのシーンがカットされていたんです。なんでカットしたんですか？」と監督に詰め寄り、会場を笑わせていた。