「SHOGUN 将軍」SAG賞で最多タイの5ノミネート!受賞すれば日本人初の快挙
第31回全米映画俳優組合賞(SAG賞)のノミネーションが発表され、ハリウッドドラマ「SHOGUN 将軍」が最多タイとなる5ノミネートを獲得した。作品賞にあたるアンサンブル賞(ドラマ部門)、スタント賞、真田広之と浅野忠信が男優賞(ドラマ部門)、アンナ・サワイが女優賞(ドラマ部門)の4部門で候補入りを果たした。
組合員の多くがアカデミー会員でもあるSAGが発表する同賞は、アカデミー賞の前哨戦として最も注目されている。テレビドラマ部門では、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を席巻した「SHOGUN 将軍」が主要部門にノミネート。日本人のノミネートは、過去に『ラストサムライ』の渡辺謙が助演男優賞(映画部門)、『バベル』の菊池凛子が助演女優賞(映画部門)があり、受賞すれば日本人初の快挙となる。
映画部門では、人気ブロードウェイミュージカルを映画化した『ウィキッド ふたりの魔女』(3月7日全国公開)が「SHOGUN 将軍」と並ぶ5ノミネートを獲得。次点で『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2月28日全国公開)が4ノミネートとなった。
授賞式は、現地時間2月23日に米ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催予定。当日の模様は、Netflixで全世界にライブ配信される。(編集部・倉本拓弥)
映画部門&テレビドラマ部門のノミネーションは以下の通り。
【映画部門ノミネーション結果】
■主演男優賞
エイドリアン・ブロディ 『ブルータリスト』
ティモシー・シャラメ 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
ダニエル・クレイグ 『クィア(原題)』
コールマン・ドミンゴ 『シン・シン(原題)』
レイフ・ファインズ 『教皇選挙』
■主演女優賞
パメラ・アンダーソン 『ザ・ラスト・ショーガール(原題) / The Last Showgirl』
シンシア・エリヴォ 『ウィキッド ふたりの魔女』
カーラ・ソフィア・ガスコン 『エミリア・ペレス』
マイキー・マディソン 『ANORA アノーラ』
デミ・ムーア 『サブスタンス』
■助演男優賞
ジョナサン・ベイリー 『ウィキッド ふたりの魔女』
ユーラ・ボリゾフ 『ANORA アノーラ』
キーラン・カルキン 『リアル・ペイン~心の旅~』
エドワード・ノートン 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
ジェレミー・ストロング 『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
■助演女優賞
モニカ・バルバロ 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
ジェイミー・リー・カーティス 『ザ・ラスト・ショーガール(原題) / The Last Showgirl』
ダニエル・デッドワイラー 『ピアノ・レッスン』
アリアナ・グランデ 『ウィキッド ふたりの魔女』
ゾーイ・サルダナ 『エミリア・ペレス』
■キャスト賞
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
『ANORA アノーラ』
『教皇選挙』
『エミリア・ペレス』
『ウィキッド ふたりの魔女』
■スタント賞
『デッドプール&ウルヴァリン』
『デューン 砂の惑星PART2』
『フォールガイ』
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
『ウィキッド ふたりの魔女』
【テレビドラマ部門ノミネーション結果】
■男優賞(ドラマ部門)
浅野忠信 「SHOGUN 将軍」
ジェフ・ブリッジス 「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」
ゲイリー・オールドマン 「窓際のスパイ」
エディ・レッドメイン 「ザ・デイ・オブ・ザ・ジャッカル(原題) / The Day of the Jackal」
真田広之 「SHOGUN 将軍」
■女優賞(ドラマ部門)
キャシー・ベイツ 「マットロック(原題) / Matlock」
ニコラ・コーグラン 「ブリジャートン家」
アリソン・ジャネイ 「ザ・ディプロマット」
ケリー・ラッセル 「ザ・ディプロマット」
アンナ・サワイ 「SHOGUN 将軍」
■男優賞(コメディー部門)
アダム・ブロディ 「こんなのみんなイヤ!」
テッド・ダンソン 「グランパは新米スパイ」
ハリソン・フォード 「シュリンキング 悩めるセラピスト」
マーティン・ショート 「マーダーズ・イン・ビルディング」
ジェレミー・アレン・ホワイト 「一流シェフのファミリーレストラン」
■女優賞(コメディー部門)
クリステン・ベル 「こんなのみんなイヤ!」
キンタ・ブランソン 「アボット エレメンタリー」
ライザ・コロン=ザヤス 「一流シェフのファミリーレストラン」
アヨ・エデビリ 「一流シェフのファミリーレストラン」
ジーン・スマート 「ハックス(原題) / Hacks」
■男優賞(テレビ映画またはリミテッドシリーズ部門)
ハビエル・バルデム 「モンスターズ: メネンデス兄弟の物語」
コリン・ファレル 「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
リチャード・ガッド 「私のトナカイちゃん」
ケヴィン・クライン 「ディスクレーマー 夏の沈黙」
アンドリュー・スコット 「リプリー」
■女優賞(テレビ映画またはリミテッドシリーズ部門)
キャシー・ベイツ 「ザ・グレイト・リリアン・ホール(原題) / The Great Lillian Hall」
ケイト・ブランシェット 「ディスクレーマー 夏の沈黙」
ジョディ・フォスター 「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」
リリー・グラッドストーン 「アンダー・ザ・ブリッジ」
ジェシカ・ガニング 「私のトナカイちゃん」
クリスティン・ミリオティ 「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
■アンサンブル賞(ドラマ部門)
「ブリジャートン家」
「ザ・デイ・オブ・ザ・ジャッカル(原題) / The Day of the Jackal」
「ザ・ディプロマット」
「SHOGUN 将軍」
「窓際のスパイ」
■アンサンブル賞(コメディー部門)
「アボット エレメンタリー」
「一流シェフのファミリーレストラン」
「ハックス(原題) / Hacks」
「マーダーズ・イン・ビルディング」
「シュリンキング 悩めるセラピスト」
■スタント賞
「ザ・ボーイズ」
「フォールアウト」
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」
「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
「SHOGUN 将軍」
(※日本語のリストを転載する際は編集部までご連絡ください)