広瀬すず、大正ロマン七変化!『ゆきてかへらぬ』場面写真が一挙公開
広瀬すずが、『探偵物語』などの根岸吉太郎監督とタッグを組み主演を務める映画『ゆきてかへらぬ』(2月21日公開)より、優雅な和装からクラシカルで洗練された洋装まで、大正の美に身を包んだ広瀬の姿を切り取った場面写真7点が一挙公開された。
【画像】広瀬すずが七変化!『ゆきてかへらぬ』場面写真<全7枚>
本作は、映画『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いた幻の脚本を映画化。大正時代を舞台に、芽の出ない女優・長谷川泰子(広瀬)と、のちに名を馳せる詩人の中原中也(木戸大聖)、文芸評論家の小林秀雄(岡田将生)という実在した男女3人による出口のない壮絶な愛の三角関係と青春を描く。
公開された場面写真は、本作の舞台となる大正~昭和初期を背景に、セーラーカラーの衣装で見せるどこか少女らしいあどけなさから、哀しみと覚悟が色づく終盤のブラックドレスまで、さまざまな衣装を華麗に着こなす広瀬が映し出された全7枚。まさに、時代を超えた美しさを惜しみなく放っている。
スタイリングを担ったのは、日本映画界を代表するトップ衣装デザイナーの大塚満とスタイリストの伊賀大介。「大正時代の着物が大好き」と話す大塚は、「現代の着物において避けられる傾向にあるが、大柄の着物は大正時代の象徴です。広瀬さんにはとても似合っていて、大きな柄に負けないバランスの良さを感じます。どれも鮮やかに着こなしてくれました」と広瀬を絶賛。
伊賀も「大正時代が世界的にも一番かっこよかった時代」と評し、「本作ではヒロインの多面体の美しさを絵巻もののように見せられたら、と考えました。そのキャラクターが何を着てこの世界にやってきて、何を着て出ていくのか。いつもそこを大切にしています」と細部にまでわたるこだわりを語っている。(高橋理久)