たった1館から上映拡大『侍タイムスリッパー』日本アカデミー賞で快挙!優秀作品賞ほか7部門受賞
第48回日本アカデミー賞
第48回日本アカデミー賞の正賞15部門各優秀賞が21日に発表され、たった1館から上映規模を拡大し、国内で話題沸騰中のインディーズ映画『侍タイムスリッパー』が、優秀作品賞、優秀監督賞(安田淳一)、優秀主演男優賞(山口馬木也)、優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀編集賞の7部門を受賞する快挙を達成した。
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『侍タイムスリッパー』は、落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてきた会津藩士・高坂新左衛門(山口)が、自らの剣の腕を頼りに「斬られ役」として新たな人生を歩むコメディー。
2024年8月に池袋シネマ・ロサの1館のみで上映が始まると、東映京都撮影所で撮影された本格的な殺陣や個性豊かなキャラクターが織りなす人情劇が話題に。SNSで口コミが瞬く間に拡散され、全国348館まで上映規模が拡大。2024年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされたほか、新藤兼人賞で銀賞、日刊スポーツ映画大賞で三冠(作品賞、監督賞、主演男優賞)を達成するなど、今なお快進撃を続けている。
優秀賞発表を受けて、安田監督は「山口さん、おめでとうございます☆ 大変な事になりました(;^_^A」と自身のXでコメント。物語のキーパーソン・風見恭一郎役を務めた冨家ノリマサもXを更新し、「このシネマロサでのチラシ配りを安田監督や主演男優賞の山口馬木也さん、エンジェル沙倉ゆうのちゃん達と汗ダラダラしながらやってたのがとうとうここまで来ました^o^ ファミリーの応援とこの作品を上映して下さった映画館、GAGAさん、取材して下さいました方々、本当にありがとうございます♪ 皆様に愛される作品に参加出来たことは俳優として最高です^o^ 侍タイ ブラボー ^o^」と喜びをつづっている。
優秀作品賞は同作のほか、『キングダム 大将軍の帰還』『正体』『夜明けのすべて』『ラストマイル』が受賞。各部門の最優秀賞は、3月14日に開催される授賞式にて発表される。(編集部・倉本拓弥)