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「相棒」和泉元彌がシリーズ初出演 殺人を自供する元警官役「大変な役が来たぞ!」

和泉元彌(中央)、特命係と念願の共演
和泉元彌(中央)、特命係と念願の共演 - (c)テレビ朝日

 狂言師の和泉元彌が、29日放送の連続ドラマ「相棒season23」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)第13話にゲスト出演することが決定した。シリーズ初出演の和泉は、突如殺人を自供する元警察官・平井葉一役にふんする。オファーを快諾した和泉は、「今まで見たことのない和泉元彌が、皆様から長年愛される『相棒』の世界にどのように存在できているのか、ぜひ! 厳しい目でご覧ください」とコメントを寄せた。

【画像】和泉元彌、憧れの水谷豊と「相棒」で共演!

 第13話のタイトルは、心理学の言葉で人間にもともと備わっている“回復力”を意味する「レジリエンス」。未解決事件を取材していた亀山美和子(鈴木砂羽)が、杉下右京(水谷豊)と夫の亀山薫(寺脇康文)に相談を持ち掛ける。5年前、23歳の青年が公園で何者かに殺害された事件を、改めて調べてほしいという。2人はさっそく被害者の母親から事情を聞くが、そのかたわらには平井(和泉)という男性がいた。元警察官だったという彼は、思うところあって未解決事件の被害者を支援しているらしい。ところが、その事情聴取中に平井が突然、「犯人は私です」と告白。支援者として被害者の母親に近づいたのは、隠蔽工作のためとも思われたが、右京は納得がいかない様子。そんな中、平井はさらに驚くべき罪を告白。実は、青年を殺害する前、すでに3人もの人間を殺めているという。

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 初めて脚本を手にした時、「これは…大変な役が来たぞ!」と震えるような心境だったという和泉。「平井という男は、本当に複雑です。表に見える感情以外に、常に複数の考えや感情が流れている役でした」と一筋縄ではいかない難役だったことを打ち明けた。

 水谷と寺脇は、真摯に取り組む和泉を温かく迎えてくれたそうで、和泉は「楽しく充実した撮影で、合間は常に笑顔でいられました。その中心には水谷さんがいらして、貴重でウィットに富んだお話もたくさん伺い、感動と大笑いを繰り返していました」「そして寺脇さんのお声がけで、現場では大変過ごしやすく、美味しい差し入れにも手を伸ばせましたし、貴重な写真も撮らせていただきました」と撮影期間を振り返っている。

 和泉のコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)

和泉元彌(平井葉一役)コメント

(c)テレビ朝日

ーーオファーを受けた時の心境

心の底から喜びました。というのも、水谷豊さんは、僕が小学校低学年のときにドラマで拝見してから、大好きな俳優さんで、今も変わらず魅力的な水谷さんとご一緒できるのが、本当にうれしくて……。しかも、20年以上も人気と魅力を持ち続ける、歴史あるドラマですから!

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さらに加えて、僕の初レギュラー番組は、あの伝説の人気情報番組「はなきんデータランド」なので、自分では“テレ朝っ子”だと自負しています。“故郷に錦を飾る”気持ちで頑張りました。ファンの多い作品ですから、その分、自分にかけたプレッシャーもすごかったです。

ーー脚本を読んだ感想、役柄の印象について

「これは…大変な役が来たぞ!」です。平井という男は、本当に複雑です。とても純粋で、かつ正義感の強い人物で、純粋が故にこんがらがって、とんでもないことになっています。そして、表に見える感情以外に、常に複数の考えや感情が流れている役でした。

まず自分史年表を作り、いくつかの視点に分けて感情や発言を書き分けました。とにかく、台本が届いてからは、常にカバンや枕元…」自分の側にあって、日に何度も何度も台本を読みこんでいました。大好きな「週刊少年ジャンプ」を買うのを忘れるほどに。それぐらいやりがいのある役に出会えたことに感謝しつつ、魅力的な役をしっかりお茶の間にお届けできるように精一杯努めました。

ーー撮影現場の雰囲気について

本当に、楽しく充実した撮影で、合間は常に笑顔でいられました。その中心には水谷さんがいらして、貴重でウィットに富んだお話もたくさんうかがい、感動と大笑いを繰り返していました。 大詰めのシーンの前後は休憩場所に戻らず、まったくの無口で過ごしましたが……。長年、苦楽を共にしたチームに参加させていただく緊張を忘れ、すぐに輪の中に入れていただけたのは、プロフェッショナルが集まるチームだからこその余裕がそうさせてくれたのだと思います。

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水谷さんは現場に入られるとき、皆さんとグータッチを交わされるのですが、最初は自分の番のときドキドキしました。そして、寺脇さんのお声がけで、現場では大変過ごしやすく、おいしい差し入れにも手を伸ばせましたし、貴重な写真も撮らせていただきました。
今回は、スケジュールのおかげで、あの! “こてまり”の撮影を見学できました。合間にカウンターで相棒に挟まれて写真を撮らせていただけたのは、一生の宝物です。キャスト、スタッフの皆様のお心遣いに感謝です。

ーー視聴者へメッセージ

初めて橋本一監督にお会いしたときに「相棒は、回によっていくつかの色がありますが、今回は劇画チックでもなく、コメディータッチでもありません。ドラマなので、少しおかしい表現ですが、ドキュメンタリーのような作品にしたい」とおっしゃられました。劇中のエピソードを! そして、それぞれの役の思いを! リアルに、ヴィヴィッドに今の世の中に届けるのだな! と思いました。

水谷さんはじめキャストの皆さん、監督はじめスタッフの皆さんのおかげで、今まで見たことのない和泉元彌が、皆様から長年愛される「相棒」の世界にどのように存在できているのか、ぜひ! 厳しい目でご覧ください。そして、視聴後にご家族と、翌日には会社で学校で井戸端で「自分ならどうするか」お話いただけるようなお土産を残せたら本望です。

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