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山下リオ、30歳の節目で全力挑戦!割れんばかりの拍手に感極まる

 映画『雪子 a.k.a.』の初日舞台あいさつが、25日、都内のユーロスペースにて行われ、本作のメガホンを取った草場尚也監督をはじめ、主演の山下リオ、共演の樋口日奈占部房子が登壇した。

【動画】ラップする先生『雪子 a.k.a.』予告編

 本作は、教師としての日々に悩みながらも、ラップを趣味に持つ主人公・雪子が自分の声で思いを伝える姿を描く。ラップを通じて自分らしさを見つけていく雪子が、周囲の人々とのつながりを深める中で、一歩ずつ前に進んでいく物語だ。

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 「PFFアワード2019」にて2冠を受賞した『スーパーミキンコリニスタ』で注目を浴び、本作が商業作品デビューとなる草場監督は「映画監督を目指し上京したて初めて訪れた映画館がここだった」と感慨を語り、教師を目指していた自身の経験をもとに本作が生まれたことを明かした。「この映画は、プロのラッパーではなく、ラップを趣味にする普通の女性を描きたいと思った」と語り、観客が共感できるようなリアルさを追求したことを振り返った。また、「熱のある人と映画を作りたかった」とし、主演の山下について「初めて会ったときにその熱をひしひしと感じた」と絶賛した。

 山下は「脚本が素晴らしく、監督の熱意に応えたいと思った」と振り返り、ラストシーンについて「演じながらも感動した」と語った。雪子の同僚教師役・石井里穂役を演じた樋口は「私は、当時グループ(乃木坂46)を卒業したばかりで、初めて映画に携わらせていただくということで、すごくどきどきしました。脚本を読んで自分の感じた感覚は合っているのかな? という不安もありました。時代に流されない芯のある女性で、重大な役だなと思った」と映画初出演への思いを語った。また、占部は「アナログな自分と役の共通点を楽しんで演じた」と明かした。

 会場では観客から割れんばかりの拍手が沸き起こり、山下は「30歳の節目に全力で挑んだ作品」と感極まりつつ感謝を述べた。草場監督は「この映画は、漠然とした不安や生きづらさを抱える人々に寄り添うもの。ぜひ皆さんが口コミやSNSで広め、この作品を育てていただけたら」と呼びかけた。(取材・文:森田真帆)

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