ほぼ全裸の妻を同伴したカニエ・ウェスト、グラミー賞メイン会場に彼らの席はなかった

第67回グラミー賞授賞式のレッドカーペットにほぼ全裸の妻ビアンカ・センソリを同伴して物議を醸したラッパーのカニエ・ウェストだが、そもそもテレビ中継が行われるメイン会場に彼らの席はなかったのだという。グラミー賞の製作総指揮であるラージ・カプールがPeople.comに語った。
レッドカーペットではファーコートを脱ぎ捨て、ほとんど全裸というべきシースルーのミニドレス姿になったビアンカ。しかし、クリプト・ドットコム・アリーナで行われた授賞式にカニエとビアンカの姿はなかったことから「二人は追い出されたのでは?」と話題になったが、真相は、そもそも会場の二人の席はなく、レッドカーペットだけ歩いて自ら立ち去ったのだという。
カプールは「わたしの理解では、彼らは(メインの授賞式そのものではなく)レッドカーペットのためにそこにいたのです」とコメント。カニエは「Carnival」で最優秀ラップ・ソングにノミネートされていたが、同賞が授与されるのはメインのショーの前にピーコック・シアターで行われた授賞式だった(※ほとんどの賞はこちらで発表される)。
カプールは、彼らがそのピーコック・シアターでの授賞式に参加していたかは不明としながらも、クリプト・ドットコム・アリーナに招待されるのは、そのほとんどがメインのショーで発表される部門の候補者たち、プレゼンターたち、実際にパフォーマンスをする人たちだと明言。カニエはそのいずれにも当てはまらず、クリプト・ドットコム・アリーナに彼らの席はなかったとした。(朝倉健人)