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「平和の国の島崎へ」作者がマッツ・ミケルセンを描く『愛を耕すひと』イラスト&小島秀夫らコメント公開

「平和の国の島崎へ」と瀬下猛描き下ろし『愛を耕すひと』トリビュートイラスト
「平和の国の島崎へ」と瀬下猛描き下ろし『愛を耕すひと』トリビュートイラスト - (C) 2023 ZENTROPA ENTERTAINMENTS4, ZENTROPA BERLIN GMBH and ZENTROPA SWEDEN AB

 “北欧の至宝”マッツ・ミケルセン主演最新作『愛を耕すひと』の公開を記念して、マッツが主人公のモデルとなった漫画「平和の国の島崎へ」(講談社モーニング連載中)の作者によるトリビュートイラストが、原作の濱田轟天と作画の瀬下猛、さらに小島秀夫監督らのコメントと共に公開された。

【画像】『愛を耕すひと』のマッツ・ミケルセン

 『愛を耕すひと』は、史実に基づくイダ・ジェッセンの歴史小説を原作に、18世紀のデンマークで、有力者からの圧力や自然の猛威に立ち向かいながら荒野の開拓に尽力した退役軍人の姿を描く感動作。マッツは、“貴族の称号”を懸けて開拓に挑む孤独な退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉を演じている。

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 一方の「平和の国の島崎へ」は、幼少期に国際テロ組織に拉致され、戦闘工作員となった男・島崎真悟が、30年を経て組織からの脱出に成功し日本に帰国、日常と戦場の狭間で生きる姿を描くアクション譚。

 主人公・島崎のモデルにマッツを起用した発案者でもある原作の濱田轟天は、『愛を耕すひと』について「軍隊しか知らない孤独な彼がほんの些細な野心からはじめた『仕事』を通じて、彼は他者に出会い、対立し、愛を知り、別れも知ってゆく。自らの人生を開拓してゆく。マッツ・ミケルセンの巧みな『陰影』によってこのケーレンという重層的な人物が見事に表現されています」とその演技を称賛。また、トリビュートイラストを描き下ろした漫画担当の瀬下猛は、「絵画のような美しい画面の中で、本編中のマッツ・ミケルセンはずっと(ほとんど)真顔です。怒り、焦り、悲しみ、絶望、優しさ、希望、キャラクター…これらを真顔で完璧に伝えてくれます」と類まれな表現力を評価している。

 さらに、マッツが主要キャラクターを演じた人気ゲーム「DEATH STRANDING」を手掛けた小島秀夫監督や、映画『余命10年』『メタモルフォーゼの縁側』の脚本で知られる岡田惠和、生まれ故郷である北海道釧路市を舞台にした小説 「ホテルローヤル」で直木賞を受賞した作家・桜木紫乃らもコメントも公開された。

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 マッツと親交が深い小島監督は、本作の演技について「荒地と貧窮の中で魅せるマッツの枯れた“佇まい”がなんとも魅力的。黄金期のイーストウッドを思わせる燻し銀の色気がある」と最上級の賛辞を送っている。(編集部・入倉功一)

映画『愛を耕すひと』は2月14日より新宿ピカデリーほかにて全国公開

・小島秀夫コメント
18世紀のデンマーク。不毛の荒地に辿り着いた疑似家族。己の出自にトラウマを抱えた退役軍人。領主から逃げ出して来た使用人の女。親に捨てられた異国の少女。
国からも見放された過酷な荒地で、様々な妨害と暴力に阻まれながらも、大地に実らせるものとは?
荒地と貧窮の中で魅せるマッツの枯れた“佇まい”がなんとも魅力的。黄金期のイーストウッドを思わせる燻し銀の色気がある。これぞ荒地に芽吹いたマッツの“新芽”だ。

・桜木紫乃(作家)コメント
野心に費やすも、人の一生。野心だけに終わらないのも、人の一生。
荒れ地を耕す主人公の姿に、北の大地を開拓した亡き先祖を思った。
貧困も富も同じくらい心を翻弄するが、翻弄されながら生きるのが人なのだと、本作は伝えてくれる。
いま、生きていることをつよく感じる。こんな映画が観たかった。

・岡田惠和(脚本家)コメント
孤独、野望、尊厳、慈愛、無念、後悔、絶望、成長・・・
すべての感情を目だけで魅せてくれる、マッツ・ミケルセンの演技をじっくり堪能できる映画。
瞬きをするのももったいないほど寡黙で美しい演技です。

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