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「御上先生」岡田将生、松坂桃李がいるから頑張れる “戦友”と作る槙野&御上の空気感

岡田将生演じる槙野恭介
岡田将生演じる槙野恭介 - (C)TBS

 松坂桃李が主演を務める日曜劇場「御上先生」。私立高校の教師に赴任した文科省のエリート・御上孝が、令和の18歳とともに日本の教育にはびこる権力に立ち向かうさまを描き、SNSで大きな話題を呼んでいる。同作で、御上と同期の官僚・槙野恭介を演じている俳優・岡田将生がインタビューに応じ、終盤にさしかかった物語、共演者や盟友・松坂との関係性ついて語った。(以下、第7話までの内容を含みます)

【第8話画像】文科省への帰還命令…御上を救う方法は?

同世代の主演を「支える」思い

文科省の同僚である槙野&御上 - (C)TBS

 岡田が今作のオファーを受けた際、松坂が主演であることはすでに決まっていたという。「僕らの同世代の方が、伝統ある日曜劇場の主役を張るということがうれしかったです」と率直な感想を述べ、「それに自分が参加できることもそうです。桃李さんとはプライベートでも仲良くさせてもらっているので、どこかで『支えてあげられるんじゃないか』という思いにも至りました」と明かした。

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 二人は「ゆとりですがなにか」シリーズで共演した仲であり、舞台挨拶やInstagramなどで「親友」と公言する微笑ましい間柄だ。クランクイン前、食事の席で作品について語り合ったこともあるという。「『どういうふうにやる?』という感じで、少しだけですが話しました」というが、それで十分だったということだろう。

 特に印象深かったという松坂との共演シーンは、第1話の冒頭だったという。「久々に一緒にお芝居したんですけど、対峙した時の圧をものすごく感じたんです。『御上先生』だったからかもしれないのですが、桃李さんがこのドラマを作ることに関して、並々ならぬ思いを抱いているんだなと感じました」

嫉妬心を抱く槙野に「嘘はない」

ライバルであるが故に嫉妬心を抱く槙野 - (C)TBS

 槙野は御上と同期だ。それゆえに御上の動向を気にし、あからさまなライバル心を見せることもある。「桃李さんとは同期という感覚はないですが、同世代の方ではあるので、年齢を重ねるたびに“戦友”という感覚になっています。彼がいるから頑張れる、という感覚はやっぱりどこかにあります」と認め、「そこは、御上と槙野の関係に重なるものがあるかもしれないです」と語る。「初めましての方とは出せない空気感が作れていると思います。何て言うんだろう……心を許しているからこそ、お互いに築いてきたものを恥ずかしがらずに出せるというか。同期という設定に、そこはすごく生きているかなと思います」と言いつつ「でも、だからこそ恥ずかしくもあったりします」と笑う。

 さらに、「桃李さんは、いろいろな現場でたくさん経験を重ねていられているので、前に共演していた松坂桃李ではないんです。それは現場でお芝居して、すごく感じました。だから、とてもいい緊張感を与えてくれます。自分が今まで経験してきたものや人間性といったものを持って、お芝居を通してある種の会話ができている感覚があるので、これはとてもよかったなと思っています」

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 御上よりも出世レースでは自分が上を行っていると思っていた槙野だが、第8話(9日放送)では、御上に先を越されてしまうかもしれないと嫉妬心を抱く。「嫉妬に関しては、嘘はないと思っていて。同僚として、同期として、やっぱり槙野は誰よりも出世をしようと考えている人だと思いますから」とキャラクターの心理を分析。「その嫉妬心がどう見えるかによって、今後の展開が変わっていくという、とても大切なシーンでした」

 「槙野を演じる際の僕のテーマでもあるのですが、槙野という役は演じ方によって本当に見え方が変わってしまう役で」と吐露。「逆にいうと、1話1話ちょっと違った表情を見せても、けっこう成り立つ。お話をいただいたときに、難しい役だなと思いました」と明かす。「ここまで、監督や共演者のみなさんとお話しながら、いろいろ計算して作れていて。この先、第9話と第10話に向けて、第8話はけっこうなフックになってくるとても大事な回だと思って挑みました」とアピール。「槙野が抱えているものは最終話でわかります。驚かれる方もいらっしゃると思いますが、すべての方に響くと思いますので、ぜひそれを見届けてほしいです」(取材・文:早川あゆみ)

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