中島健人、キャスト全員にサプライズ それぞれに合う花言葉の花束をプレゼント

中島健人が28日、都内で行われた映画『知らないカノジョ』(全国公開中)の初日舞台あいさつに登壇し、キャスト全員にプレゼントを贈るサプライズで会場を沸かせた。この日は、milet、桐谷健太、眞島秀和、風吹ジュンも来場した。
【画像】ケンティー、今日も神対応!miletを優しくエスコート
『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』などの三木孝浩監督が手掛ける本作は、ユーゴ・ジェラン監督の『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』が原作のラブストーリー。大学時代に一目ぼれして結婚した、人気作家の神林リク(中島)と歌手を夢見ていたミナミ(milet)の生活は今ではすれ違ってばかり。二人が大げんかした翌朝、目覚めたリクは文芸誌の編集部員になり、ミナミは天才シンガー・ソングライターの前園ミナミとして活躍していた。
中島は「僕の映画史上一番泣けて、一番泣いた作品です」と紹介し、「ターニングポイントを迎える時点で撮れた作品を1年の月日を経て、こんなに多くの方の心に届けられていることに感謝しています」と公開を喜ぶ。
miletは「初めての演技は大変……もあったけど、すごく楽しい! で終わったのがすごく幸せです。それを引き出していただいた三木監督、リクくんに感謝の気持ちでいっぱいです」と中島に思いを伝える。風吹が「健人さんは初めてお会いした時、走ってあいさつに来られたのが感動的でした。謙虚な方だと感動しました」と振り返ると、中島は「駆けつけないといけないお方ではないですか。だからすぐに駆けつけたまでです」とさらりと返した。
中島はこの日、キャスト全員にそれぞれに合う花言葉の花束をサプライズプレゼント。カスミソウ(感謝)と青いバラ(祝福・奇跡)は共通しており、miletにはラナンキュラスのピンク(飾らない美しさ)、風吹にはトルコ桔梗の白(永遠の愛・思いやり)、眞島には黄色のチューリップ(誠実)、桐谷には赤いガーベラ(限りなき挑戦・前進)が加えられている。桐谷を筆頭に「ふぅ~!」「ひゅ~!」と盛り上がる会場に、miletは「ひゅーひゅー言っていたら(言いたいことを)忘れちゃった」と笑いながらも「枯れても飾り続けます」と大喜び。桐谷は「花ソムリエ」と感心し、「公開初日に主演の方からお花をもらうことは初めての経験なので、すごいうれしい。本当に健人、公開おめでとう」と熱いハグを交わした。
実は中島にも三木監督からサプライズがあり、劇中でリクが紡ぐ小説「創竜戦記」をイメージしたダークブルーの花束と、メッセージを書き込んだ劇中のキーアイテムであるノートがプレゼントされた。風吹が「自分に課したハードルを、その端正な見た目とは裏腹に泥臭く苦しみながらも必ず乗り越えてくる真摯なその姿に、現場では何度も心を打たれました」「陸のように自らの手でこれからも輝く人生を描いていってください」と代読すると、中島は「劇中でも大切なアイテムですし、このノートに何度も思いをはせて、リクというフィルターを通して、物語を歩んでいました。なので、このノートに尊敬する三木監督のメッセージを書いていただき、今ここで聞けたことに最上の幸せを感じています」と感無量の面持ち。そんな中島に桐谷はハンカチを手渡すが、泣いていない中島は「フライングハンカチ初めて見たんですけど(笑)。まだ泣くの早いからさ。ここでは泣けないですよ」とさわやかな笑顔を見せていた。(錦怜那)