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ラミ・マレック、来日は「忘れられない思い出」知性で戦う素人スパイの復讐劇『アマチュア』で再訪熱望

また日本に来てほしい! 『アマチュア』のラミ・マレック
また日本に来てほしい! 『アマチュア』のラミ・マレック - (C)2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 日本でも空前のヒットとなった映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でフレディ・マーキュリーを演じたアカデミー賞俳優のラミ・マレックが、異色のスパイを演じる最新主演作『アマチュア』(4月11日全国公開)について、来日時の思い出とともに語った。

【画像】「忘れられない思い出」来日したラミ・マレック

 『アマチュア』は、テロ攻撃で愛する妻を失ったCIA職員の復讐を描くアクションスリラー。デスクワークが専門で、殺しに関してはアマチュア(素人)だった主人公チャーリー・ヘラー(ラミ)が、卓越した知性を駆使して、たった一人で孤独な復讐に挑む。

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 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)では敵役を務めたラミだが、本作で演じたチャーリーは、ボンドのようなスパイ映画の典型的なヒーロー像とは異なる、妻を愛する普通の男性。「もともと『ボーン・アイデンティティー』のような映画が大好きでした。『96時間』もみんなに愛されていますし、『ジョン・ウィック』のような復讐ものもね」と語るラミだが、だからこそ今回のチャーリー役に惹かれたのだと明かす。

 「そこで私は、そうした偉大な映画の要素を活かしつつ、ジャンルの境界を超える方法を考えていたんです。誰からも評価されず、感謝もされないような、ごく普通の男……妻を殺した国際テロ組織を倒せるとは到底思えないチャーリーのような人物が主人公だったら、むしろ、これまでのヒーロー以上に強い演劇的インパクトをスクリーン上に残せるのではないか、とね」

 「きっと多くの観客の皆さんが、普段は見えないスキルや知性を発揮することで、自分でも何かしらのインパクトを起こせるのかもしれないという感覚を、チャーリーに抱いてもらえるのではないでしょうか。この手のジャンルではあまり典型的とはいえない、肉体よりも知性で勝負するヒーローが、己の持つ真の強さの源である“決意”をもって、真のヒーローとは何なのかを語っているんです」

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肉体よりも知性で勝負するヒーローを描くという『アマチュア』

 2018年、ラミは『ボヘミアン・ラプソディ』のPRのためにグウィリム・リー(ブライアン・メイ役)、ジョー・マッゼロ(ジョン・ディーコン役)と共に来日した。映画は社会現象を巻き起こす大ヒットとなったが、ラミにとっても、日本での体験は特別なものだったという。

 「あの日本ツアーは私にとって忘れられないものです。もともとは一人で行くことになっていたのですが、みんなで行けるように製作チームにお願いしました。並外れた才能ある俳優たちと、特別な経験を共有したかったんです。あのとき映画館の後ろから見た、日本の皆さんが映画と一緒になって歌っている光景は、忘れられない思い出の一つです。そしてあらためて、日本の皆さんに劇場で観てくれたことへの感謝を伝えたいです。日本で大ヒットしたと聞いていたので。お約束することはできないのですが、今回も来日ツアーができるように一生懸命頑張っています!」

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 もちろん、『アマチュア』も映画館で観てほしいという思いは、コロナ禍を経た現在、さらに強まっている。「ある時期、劇場で映画を観る体験が失われるのではないかと、皆が心配した時期がありました。実際にそうなってしまったら本当に残念なことです。映画館であれ(演劇の)シアターであれ、観客が一緒になって笑ったり、息を呑んだり、驚いたりする体験をする……そこには大きな力があると思いますし、そんな集団体験ができる場所は他に思い当たりません」

  「私たちは『映画館で観るべき映画』を作るために奮闘しました。だからこそ、パソコンやスマホの画面だけではもったいない。劇場でこそ、この映画のインパクトを満足に実感できるはずです。思いがけずヒーローになった主人公を、みんなで一緒になって応援する。そこには、映画館ならではの特別なパワーがあると思うんです。ぜひ、ご家族や友人と一緒に楽しんでください」(編集部・入倉功一)

映画『アマチュア』は4月11日より全国公開

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