第2子妊娠の石原さとみ、体調気遣われ「元気です!」と輝く笑み
第48回日本アカデミー賞

第48回日本アカデミー賞授賞式が14日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、先日第2子妊娠を発表した女優の石原さとみが羽鳥慎一アナウンサーに体調を気遣われると、「大丈夫です! 元気です!」と輝く笑みを見せた。
この日、おなかが隠れるバーガンディのたっぷりとしたドレスをまとい、圧巻の美しさでレッドカーペットを歩いた石原。出産は今年の初夏を予定しており、3月いっぱいで産休に入ることになっている。
『ミッシング』での演技で優秀主演女優賞を受賞した石原は、同じ優秀主演女優賞受賞者である上白石萌音(『夜明けのすべて』)、河合優実(『あんのこと』)、草笛光子(『九十歳。何がめでたい』)、満島ひかり(『ラストマイル』)と共に登壇。石原にとって『ミッシング』は第1子出産後の復帰作であり、娘を失った母親・森下沙織里を体当たりの鬼気迫る演技で体現した。
自身について、不器用で実際に経験しないとわからないこともあると分析した石原は、「産後復帰作で“娘を失った母親”という役はつらかったのですが、自分の子供がいるということ、守るべき存在があるということが本当にポジティブに働いたなと思いました。沙織里の気持ちが痛いほど理解できました」と振り返る。重い役柄だが撮影中は没頭し、「あえて切り替えようとは思えなかったんです。全力で家族が支えてくれて、本当に感謝してもし切れないと思いました」とほほ笑んだ。
この日、羽鳥アナウンサーと共に司会を務めた女優の安藤サクラに伝えたいことがあったという石原。「(サクラさんは)産後復帰作が『万引き家族』だったじゃないですか。わたしは上の子が生まれた後、『ミッシング』の撮影前に観させていただいたんですけれども、産後復帰であの役をやられたというのが、本当に感銘を受けまして、背中を押されて、サクラさんみたいにわたしも挑戦しようと本当に思えたんです。『あの時乗り越えてくださって本当にありがとうございます』とお伝えしたかったので、うれしいです」と思いのたけをぶつけていた。(編集部・市川遥)