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「べらぼう」鳥山検校、静かな嫉妬が恐ろしすぎる 市原隼人が圧巻!

第11回より鳥山検校(市原隼人)と瀬以(小芝風花)
第11回より鳥山検校(市原隼人)と瀬以(小芝風花) - (C)NHK

 横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほかで放送中)の16日放送・第11回では吉原に客を呼ぶために忘八たちや蔦重(横浜)が一丸となって俄祭(にわかまつり)の開催に奔走するさまが描かれ、そのなかで蔦重が思わぬ人物と再会することとなった(※一部ネタバレあり)。

【画像】鳥山検校、瀬以に「ずいぶん楽しそうだな…」

 第11回「富本、仁義の馬面」では、蔦重が女郎の絵本「青楼美人合姿鏡」を大々的に売り出すも苦戦。一方、大文字屋(伊藤淳史)は日光社参の行列から俄祭の開催をひらめき、祭の目玉として「馬面太夫」の異名をとる富本節の人気太夫(寛一郎)を招くことを蔦重に提案する。

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 馬面太夫を知らなかった蔦重はりつ(安達祐実)にあきれられ、芝居小屋へ。馬面太夫の見事な語りに心を奪われた蔦重は早速、彼に接触するも「わりぃが、俺は吉原は好かねえ」とあっさり断られてしまう。途方に暮れていたところ、大文字屋は「いい手がある」と浄瑠璃の元締めである当道座の検校(市原隼人)に助けを乞うことを提案。彼の妻となった瀬川(小芝風花)のことを思うと気が進まない蔦重だったが、鳥山の屋敷に赴く。

 蔦重の姿を見るなり「重三……!」と目を輝かせる瀬川。吉原を出た瀬川の変化に「すっかり人妻に」と目を奪われる声もあったが、蔦重を前に「あんた富本知らなかったのかい」「ちゃんと耳掃除してんのかい?」とはしゃぐ姿に「検校が嫉妬するよ」「これはマズい」と戦々恐々する声も。そこへ鳥山が現れ障子越しにしばし耳をすますと、「ずいぶん楽しそうだな、お瀬以…」と含みをもたせた言葉を投げかけ、「もう花魁・瀬川ではない。わたしの妻だからな」と蔦重にマウントを取るような発言もあり、SNSでは「何もかもお見通し?」「嫉妬スイッチ入ったな」「嫉妬怖い」とざわついていた。

 さらに、「太夫への土産に襲名の許しをもっていきたい」という蔦重に鳥山は力になれないと答え、蔦重は「馬面大夫の声は世の宝」「ぜひ一度お聞きになってくださいませんか」と続ける。すると瀬以が「旦那様、わたしも聞きとうございます。今度、共に聞きにまいりませぬか」と援護したことで気まずい空気に。“察した”蔦重はからりと切り上げ、瀬以が蔦重を追おうとしたそのとき、鳥山はおもむろに手をつかんで「ずいぶんとそなたに優しい男だな」と一言。

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 瀬以は「重さは女郎にはみな優しいので…」と言い訳するも、鳥山は「脈が速い」と指摘。終盤には結局、鳥山が絶好のタイミングで馬面太夫に豊前太夫襲名を認める手紙を出したことが判明し、一人三味線を奏でていた鳥山に瀬以が礼を告げに行くと、鳥山は「そなたの望むことはすべて叶えると決めた」「わたしはそなたの夫だからな」とやはり含みのある言葉を返す。「瀬以はほんに幸せ者にございます」と喜ぶ瀬以を、見えていない目で射貫くように見つめる鳥山。

 張り詰めた二人のやりとりの数々、そしてただならぬ空気を漂わせる鳥山に「検校、気づいてるよね」「全部見透かされてて怖い」「優しいけど怖い」「結局怖い」「鳥山さまの執着が怖い」「何かと含みがある」と不安に駆られる声、そして鳥山を演じる市原のきめ細やかな演技に圧倒される声が相次いだ。(石川友里恵)

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