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『マトリックス』『ジョーカー』制作会社ヴィレッジ・ロードショーが破産

映画『マトリックス』を手掛けたヴィレッジ・ロードショーが破産
映画『マトリックス』を手掛けたヴィレッジ・ロードショーが破産 - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『ジョーカー』『マトリックス』『オーシャンズ11』など数々のシリーズなどで知られる制作会社ヴィレッジ・ロードショーが現地時間17日、破産申請を行った。米メディアが報じた。

【画像】破産のきっかけとなった映画『マトリックス レザレクションズ』

 1997年に事業を開始して以来、100本以上の映画を制作してきたヴィレッジ・ロードショー。しかし昨年、脚本家への賃金未払いが発生し、同社が深刻な財政難に陥っていることが判明。今年に入ってからはCEOのスティーヴ・モスコが辞任、レイオフも複数回行われており、すでに最低限の社員しか残っていなかった。

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 破産の原因は大きく分けて二つある。大金をかけたインディペンデント系の映画・テレビシリーズがそろって失敗したこと、そして長年のパートナーだったワーナー・ブラザースとの調停だ。

 ヴィレッジ・ロードショーはワーナーが『マトリックス レザレクションズ』(2021)を劇場公開と同時にワーナーのストリーミングサービスMAXで配信したことは契約違反だとして、訴訟を起こした。その訴訟費用は1,800万ドル(約27億円・1ドル150円計算)以上に膨れ上がっており、ヴィレッジ・ロードショーはそのほとんどが未払い。調停が解決したとしても、同社にとって最も実入りの良かったワーナーとの関係が絶たれた今、事業継続は不可能だという。(編集部・市川遥)

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