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「べらぼう」尾美としのりの“答え合わせ”シーン話題

第12回に登場した(平沢常富/朋誠堂喜三二)プレイバックシーン
第12回に登場した(平沢常富/朋誠堂喜三二)プレイバックシーン - (C)NHK

 横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほかで放送中)の23日放送・第12回では、吉原の一大イベント・俄祭りが描かれ、タイトルバックに至るまでの約9分間にわたる尾美としのり演じる平沢常富(朋誠堂喜三二)フィーチャーのほか、平沢の出演シーンを一気に振り返る“答え合わせ”が注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。

【画像】「べらぼう」尾美としのり出演シーンを振り返り<11点>

 第12回「俄(にわか)なる『明月余情』」では、俄祭りの覇権をめぐり大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)が睨み合い。一方、蔦重は富本豊志太夫(寛一郎)の直伝本を出したのち、祭りの様子を収めた本を出すべく奔走するうちに、思いがけない人物と接触することとなる。

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~以下、第12回のネタバレを含みます~

 俄祭りに関して先手を打ち錦絵を出したのが西村屋(西村まさ彦)。若木屋とのタッグに蔦重は焦るどころか「やらなきゃ損だってみんなのってきますよ」「よく考えたなぁ」と感心。“祭りが始まってから見えてくることがある”とにらんだ蔦重は、平賀源内(安田顕)に相談するも源内はエレキテルの商売が軌道に乗り出したところで余裕がなく、代わりに「喜三二に頼んだらいいよ」と提案を受ける。

 オープニングに至るまで何と約9分。「長いアバンだった」「OPまでの情報量が多い」「前振りが長かった」と驚きの声が寄せられたほか、これまでカメオ出演が多かった平沢の本格登場を予感させる会話が注目を浴び、「アバンからバッチリ登場」「尾美さんの平沢回か?」「もう尾美さん探さなくていいのか」と期待の声が続々。なかでも注目を浴びたのが、喜三二と平沢が同一人物であることが判明する場面。

 第2回で蔦重に貧家銭内(ひんかぜにない)と偽名を騙っていた源内に声をかけたのが喜三二で、これまでの出演シーンをプレイバック。吉原に自腹で通うほどの通である一方、青本の人気作家として名を馳せ、俄祭りでも大活躍だった喜三二。第10回の終盤で初めて正面から映されるまでは一瞬の出演が多かったためSNSでは「尾美としのりを探せ!」なる現象が巻き起こっていたとあって、「今までの答え合わせしてくれるの最高です」「答え合わせ回w」「めっちゃいた笑」「解答シーン」「尾美さん総集編だ」「ウォーリーかよw」」「尾美としのりさんプレイバックw」と笑いや歓喜の声に沸いた。

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 第12回は蔦重&平沢タッグの始まりとなるエピソードでもあり、前半では平沢の青本で成功する鱗形屋(片岡愛之助)と、積極的にアプローチしてくる蔦重の板挟みにあい困り果てていた平沢だが、後半では蔦重が提案する吉原の案内本に乗り気になる展開に。平沢に“祭りの喧嘩を源平合戦に見立てては?”などさまざまな画期的なアイデアを出しては感心させ、「俺は平沢様と本を作っていきてえです!」と目を輝かせる蔦重の名プロデューサーぶりに「乗せるのがうまいスーパー編集者」「作家をやる気にさせる天才」と驚きの声が相次いだ。

 一方で、平沢と親しい恋川春町(岡山天音)が「富本は明らかな横取り」と言うように、蔦重は決してきれいごとばかり言っているわけではなく商売人として抜け目なく、本エピソードでは西村屋に対抗して俄祭りを活写した墨摺り冊子「明月余情」を出版。今後一層商いの争いが激化していくことになりそうだ。(石川友里恵)

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