『トイ・ストーリー5』は“思いがけない方法”で観客を驚かせる ピクサーCCOが予告

ディズニー&ピクサーの人気アニメーション映画『トイ・ストーリー』シリーズ第5弾には、観客が「えっ、これ本当に『トイ・ストーリー』?」と思う演出が用意されているという。ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)であるピート・ドクターが、The Hollywood Reporter に明かした。
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ドクターは、現代の子ども向け作品は1990年代以前のアニメーションと比較してハイテンポになっているという同サイトからの質問に対して、「確実に映画のテンポは速くなっています。『トイ・ストーリー』1作目から『トイ・ストーリー4』まで、ビジュアルの洗練度と共にテンポも進化しています。世界のリズムに合わせるように努めています」とコメント。『トイ・ストーリー5』では、監督のアンドリュー・スタントンが、“間(ま)”を生かした演出にこだわっているといい、「『えっ、これ本当に『トイ・ストーリー』?』と思うチョイスもあります。もう4作も製作しているので、そういった驚きが必要なんです」と予告した。
『トイ・ストーリー』シリーズは、1作目(1994)の公開から今年で30周年を迎える。アニメーションも“分岐点”に到達したと語るドクターは、「『トイ・ストーリー』で育った世代が、今や2世代、3世代となっています。彼らにとって新鮮でかつ驚きのものを届けるには、私たちも挑戦し続ける必要があります。現在開発しているいくつかの作品も、その答えを探すための試みです」とさらなる挑戦に意欲を示している。
『トイ・ストーリー5』は2026年6月19日全米公開予定。テーマは現代の子どもたちがおもちゃ遊びよりも時間を費やす“電子機器”で、主人公ウッディたちの前に、総勢50体の暴走したバズ・ライトイヤー軍団が立ちはだかる。(編集部・倉本拓弥)