「わんぱくデニス」元子役が死去 73歳

1959年から1963年まで米CBS局で放送されたドラマ「わんぱくデニス」で主人公の少年デニスを演じたことで知られるジェイ・ノースさんが現地時間6日、フロリダの自宅で死去した。73歳。The New York Times などが報じている。
【画像】可愛かった…「わんぱくデニス」でのジェイ・ノースさん
死因は大腸がんで、長年闘病生活を送っていた。家族に看取られ、この世を去ったという。
ジェイさんの「わんぱくデニス」での成功は、幸せな子供時代の犠牲の上に成り立ったものだった。母親はシングルマザーでフルタイムで働いていたため、撮影現場にはおじとおばが来ていたのだが、彼らから肉体的にも精神的にも虐待されていたのだという。ジェイさんは「1~2テイクで出来なければ、脅され、殴られた」と1993年に Los Angeles Daily News につらい過去を明かしていた。
ジェイさんは映画『虎の谷』(1966)やドラマ「巨象マヤ」(1967~1968)などにも出演したほか、声優としても活動した。(朝倉健人)