Empire 成功の代償
ヒップホップ音楽界版「リア王」
シェイクスピアの「リア王」をモチーフに、突然余命宣告を受けた大手レコード会社のCEO、ルシウス・ライオンの跡継ぎを巡る、3人の息子の壮絶な骨肉の争いを描いた愛憎劇。『ハッスル&フロウ』(2005)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたテレンス・ハワードが、自ら立ち上げたレコード会社「Empire」を守るためなら殺人もいとわない主人公ルシウスを貫禄たっぷりに熱演。『プレシャス』(2009)で監督賞にノミネートされたリー・ダニエルズによる演出のほか、マドンナやジャスティン・ティンバーレイクら大物アーティストと組んできたヒップホップ界の名プロデューサー、ティンバランドが書き下ろした楽曲や、2人の息子が繰り出すパフォーマンスも見もの。