マドンナの養子縁組に新たな障害、女の子の父親が「反対」
マラウイから女の子を養子に迎えるつもりだったマドンナだが、マラウイ法廷で申請が認められなかったことに加え、新たな障害が出てきた。マドンナは3月に孤児のマーシーちゃんの養子縁組をマラウイの法廷に申請したが、親となる規定としてマラウイに18~24か月暮らしていなければならない、という条項を外れていることから、申請が認められなかった。しかし、マドンナとしては養子縁組をあきらめておらず、上告をして実現に向け動いていた。
だがここにきて、マーシーちゃんの父親らしき人物が、養子縁組に反対していることがわかった。マーシーちゃんは生後まもなく母親が死亡し、孤児院で育てられたが、父親と思われる人物はまだ存命中と言われていた。BBCオンラインによると、今回、父親と思われるジェームズ・カンベワ氏がアメリカのCBSテレビの番組「ジ・アーリー・ショウ」で、「自分がマーシーの世話をすることができる」とコメントし、この子を「マラウイ人として育てたい」と語った。カンベワ氏は実際にマーシーちゃんと会ったことはないが、マーシーちゃんの名前入りネックレスをいつも首につけているとコメント。「彼女の世話をしたいし、娘の世話は私が出来る。彼女はマラウイ人であり、私は彼女を、マラウイの文化の中でマラウイ人として育てる必要があると思う」と、養子縁組に否定的な意向を伝えている。これに対しマドンナは、スポークスマンを通じ、カンベワ氏がメーシーの父親とは知らなかった、とコメント。「私が知っていたことは、マーシーちゃんは生まれたときから孤児であったということです」と語っている。