『６０セカンズ』特集

2000年8月18日

【ジャケットやウォッチのプレゼントもある！】

文・構成/今　祥枝

芸術的な手口で超レアな高級車を盗みだし、警察もただ手をこまねくだけだったという伝説の男、メンフィス・レインズ。彼は6年前に突然引退し、今は北カリフォルニアの田舎町でひっそりと暮らしていた。そんなある日、かつての仲間だったアトレーが訪ねてくる。彼はメンフィスに、昔の兄と同じく車窃盗を行っている弟のキップの生命が危険にさらされていることを知らせに来たのだった。

キップは街を牛耳っている犯罪組織のボス、カリートリーの仕事を請け負っていたが、警察にマークされ、アジトに隠してあった盗難車を押収されてしまったのだという。怒ったカリートリーは、4日後までに、50台の最高級車を引き渡すことを要求。それができなければ、キップを殺すというのだ。メンフィスはキップのために50台の車を盗むことを決意し、昔の仲間に連絡をとることにする。

メンフィスは、まずかつての相棒で最も信頼を寄せている初老の男、オットーを訪ねる。事情を聞くと、オットーはすぐにメンフィスに協力することを承諾。昔の仲間のリストを取り出し、ドニーとスフィンクスの協力を取り付ける。一方、メンフィスは同じく昔の仲間で恋人だったスウェイを訪ねる。最初はメンフィスに冷たく応対するスウェイだが、結局は仲間に加わることに。さらに、キップとその仲間が加わり、メンフィス率いるプロの窃盗集団がついに活動を開始する！